地元密着型のお店のアイドル猫あやめちゃん
米を中心に食料品や日用雑貨を扱う赤羽のよろず屋「富田長兵衛商店」には、看板猫のあやめちゃん(15歳 メス)がいます。5月のあやめが咲く時期に、家の裏で野良猫が4匹子猫を産み、1匹だけ生まれた女の子を引き取って名前を「あやめ」に決めたとか。他の子猫3匹も近所にもらわれていったそうですが、今はもうみんないなくなってしまったといいます。 「まだあやめが若かったころに店にネズミが出たことがあってね。あっという間に退治してくれて本当に助かったの。それ以来一度もネズミは出てないね」と、代々猫を飼ってきたという3代目の ...
里山の子、さっちゃん EP:12「里山で生きる」
もうすぐ春。さっちゃんがここに来て「幸多かれ」と「サチ」という名をもらって、10回目の春です。 さっちゃんたちの暮らす里山に、四季は巡ります。 春の里は菜の花色に染まって、ウグイスの声。ヤマザクラが咲いて散り、畑では、青物がぐんぐん育ちます。 夏休みは、花はなの里をかけ回る子どもたちの歓声が里山に響き、トンボが乱れ飛びます。 犬も猫も思い思いに、風の通り抜ける場所でお昼寝。 秋には野山はオレンジ色。猫たちは連れだって、落ち葉の道を遠足に。 冬の猫たちは日なたを移動。野水仙がいい香り。日が陰ったら、猫小屋の ...
ネコのとなりに [第13回]おうち
ネコは身近な動物で、ヒトの社会の中で暮らしています。そのため野生動物とは異なり周囲の環境も含め、ヒトがいてネコは生きていけると思うのです。ヒトとヒトの間に繋がるいのち。今を生きる友達として向き合いながら、街の中にネコのいる風景が時代は変わってもあり続けてほしいと願うばかりです。 写真・文・イラスト平井佑之介 近所の空き家にネコがいるらしい。周囲は暗くなってからも人通りが多く、電車の音が反響する街中で、ネコは人目につかないように声も出さずに隠れ住んでいた。 6月のある日から、ネコ好きご夫婦のお宅の裏庭に来る ...
習慣付けたい猫のデンタルケア。歯磨きのやり方を解説
歯みがきも嫌がる猫が多いが、猫は口腔内のトラブルが起こりやすいので習慣付けよう。 口腔内のトラブルは猫に多く、主に歯と歯肉の間に溜まった細菌の塊(歯石)ができることで起こる。 歯周病や虫歯になると口臭がひどくなりフードが食べられなくなるだけでなく、全身をむしばむ感染症も引き起こしかねないので、週に1 回程度、歯みがきシートなどでの歯みがきが理想。 歯石除去は病院で全身麻酔をかけることになる。さまざまなデンタルケアグッズがあるので、獣医師の薦めるものを選ぶようにしよう。 さまざまなデンタルケアグッズ 液体歯 ...
猫小説『佐々木テンコ』第4章「あの子が、来た!」其の一
猫一匹拾っても、世界は変わらない。でもその猫と家族にとっての世界は、まったく違うものになる。 実話を元にした猫小説、連載第5回。元捨て猫の「テンコ」が夫婦の家に迎えられて早一年が過ぎた頃、新たな保護猫が…!? 一週間がなんかいかまわると、「一ヶ月」。一ヶ月がなんかいかまわるうちに、「春」「夏」「秋」「冬」がやってきて、「一年」がすぎる。 この家には、なにやら暑すぎても寒すぎても壊れてしまうものが、たくさん置いてあるみたい。ランはよく、 「今時エコじゃないね、年中エアコンをフル稼働させている家 ...
里山の子、さっちゃん EP:11「でっかい新入り」
今度やってきた新入りは、図体のでかいやつ。がつがつ食べて、ウンチもでっかい。 猫小屋にセンセーションが巻き起こりました。 レモンおばさんとララおじいちゃんが旅立つのと入れ替わるように、新入りがやってきました。これまでの新入りと言えばたいていが、いたいけな子猫でした。 ところが……。やってきたのは、新入りという言葉からほど遠い雰囲気の、でっかいやつ。それに、どう見ても、捨てられたばかりの飼い猫でもありません。 猫小屋のみんなとうまくいくか、様子を見るためにケージハウスに入れられた大猫は、「ちくわ」という名前 ...
【猫が嬉しいスキンシップ】撫で方や遊び方を解説!
「撫でる・抱っこ・遊ぶ」などのスキンシップは猫との大事なコミュニケーション。ポイントを押さえ、タイミングを見極めながら仲を深めよう。 撫でる 猫がスリスリしてきた時や鳴きながら見つめてくる時は「かまって」のサイン。自分で舐めにくいあごの下や首回り、それに腰は多くの猫が好きだが、敏感な足先やしっぽは要注意。嫌がる素ぶりを見せたらすぐに止めること。 タイミングを見極めること 優しく撫でたり抱っこしたり、思いっきり一緒に遊んだり……。これは猫と暮らしてみないと分からない楽しみではないでしょうか。適度なスキンシッ ...
里山の子、さっちゃん EP:10「巡るいのち」
やってくる猫たちを分けへだてなく可愛がってくれた先輩猫たち。 いのちのバトンを受け継いで、里山の子は元気に生きていきます。 里山のムードメーカーだった三毛猫のレモンおばさんが旅立ったのは、里にコスモスが咲き乱れる季節。 元は、海辺の公園に捨てられていた子猫。さびしがり屋で、ごはんをくれる人の足にまとわりついて離れなかったため、ダムに連れてこられたのでした。 陽だまりのような穏やかな性格で、新入り子猫がやってくると、さりげなく散歩に付き添ったり、安心させるかのように寄り添ったり。どの猫からも慕われていました ...
とことん猫に向き合う〝かんばん猫〟ドラマ誕生!
〝ニャンニャンニャンの日〟(2022年2月22日)に、BSテレ東にて一挙4話放映されるドラマ「かんばん猫」。かんばん猫がいる実際の店舗を雑誌記者の高橋小梅が取材に訪れ、それぞれのエピソードを知れば知るほど猫の魅力にハマっていく姿を描きます。本作の主人公・小梅を演じる小西桜子さんから、自身の猫との思い出や、現在実家で暮らす2匹の兄妹猫たち、ドラマへの思いなどをお聞きしました。 「最初の猫との記憶は、まだ自分が幼児の頃だと思います。その頃家には初代の猫がいたんですが、自分よりずっと長く家にいて、しかも体も大き ...
猫小説『佐々木テンコ』第3章「プが、いなくなった」
猫一匹拾っても、世界は変わらない。でもその猫と家族にとっての世界は、まったく違うものになる。 実話を元にした猫小説、連載第4回。売り手が見つからなくて、きょうだいと一緒に捨てられた?――そう推測した夫婦は、保護した猫「テンコ」を正式に迎えることに…。 朝。お昼。夕方。夜。真夜中。これがグルリとまわることを「一日」っていうらしい。 そして一日が七回まわると、「一週間」。 わたしがこの家に来たときは、ちょうど「お盆休み」のすこしまえだったよう。ランもプも、 「お盆休み前でよかった。 ...
里山の子、さっちゃん EP:9「サチとゴロー」
さっちゃんを見つけるとすぐにかけ寄りスリンとするゴローくん。 甘えたいのか、守りたいのか、とにかくさっちゃんが大好きのよう。 「あ、さっちゃんだ!」 遊びに夢中になっていても、遠くにいても、さっちゃんを見つけるや、ゴローくんは飛んでいきます。さっちゃんのあごの下に、頭をさしこんで、スリ、スリ、スリン。 あれ、さっちゃんがコケちゃた。しまった、という表情のゴローくん。そーっとスリンしたはずなのに。でも、毎回、スリスリはやめられません。 だって、さっちゃんが大好きだから。さっちゃんをひとりぽっちにしときたくな ...
神様・仏様・お猫様 神社仏閣の猫 第12回 静岡県下田市「曹洞宗 瑞龍山 玉泉寺」
江戸時代末期、アメリカのペリー艦隊をはじめ多くの外国船が訪れた静岡県下田市。歴史ロマン漂う玉泉寺はその下田にあって、日米和親条約でアメリカ人の休息・埋葬所に指定され、後にタウンゼント・ハリスがアメリカ合衆国総領事に着任した際、総領事館が置かれた寺院である。大正時代に行われた修繕工事のため、NHK大河ドラマ『青天を衝け』の主人公・渋沢栄一が尽力したという逸話も残る。幕末の開国の中心舞台であり、歴史に残る場所と言える。 今では静かな漁港にある山門を抜けると本堂が見え、住職の村上文樹さんとともに、猫のミーちゃん ...
第12回 愛猫CIAOちゅ~る物語「2021年食べ納めのCIAOちゅ~る写真」猫びより賞
Presented byいなばペットフード株式会社 「仲良くなるきっかけに」、「お薬を楽しく飲んでもらえるように」、「爪切りを頑張ったご褒美に♪」……など愛猫や顔なじみの猫と「CIAOちゅ~る」にまつわるエピソード&写真を毎号テーマを変えて大募集! 一緒に子育て 愛猫シマちゃんとの出会いは14年前。カラスに突かれていたところを保護しました。ベランダに来るセミに猫パンチしたり、珍しく積もった雪を触りに行ったりとおてんばな性格ですが、小学生の息子の面倒を見てくれる優しい面も。遊び相手になってくれたり、 ...
里山の子、さっちゃん EP:8「さっちゃんの 夏休み」
さっちゃんのガールフレンドは、そうちゃん。夏休みになると、家族と一緒にキャンプ場に泊まりに来ます。 夏休みの里山は、のんびりムード。長平パパや麻里子ママは変わらずいそがしいけれど、犬猫たちは、思い思いに好きな場所でくつろいでいます。 カフェのテーブルの上で昼寝しているのは、かっちゃん。昼寝場所はその日によって違って、ピザを焼く窯の前だったりします。 ハッピーは、カフェの前の石段が好き。山からの涼しい風が通り抜けるし、お客さんが来たら、おやつをおねだりできるから。 山側の緑の木陰を散策しているのは、ライムち ...
ネコのとなりに [第12回]行列の卵炒飯(チャーハン)
ネコは身近な動物で、ヒトの社会の中で暮らしています。そのため野生動物とは異なり周囲の環境も含め、ヒトがいてネコは生きていけると思うのです。ヒトとヒトの間に繋がるいのち。今を生きる友達として向き合いながら、街の中にネコのいる風景が時代は変わってもあり続けてほしいと願うばかりです。 写真・文・イラスト平井佑之介 とある島を訪れた。島に渡航する1便の船は乗客や郵便物のほか、朝刊を乗せて運ぶので朝がとっても早い。 上陸すると、ここちよい潮風に吹かれながらネコが散り散りになって寝そべっている。白黒のぶちネコと仲良く ...
猫小説『佐々木テンコ』第2章「わたしの不幸は、蜜の味」其の二
猫一匹拾っても、世界は変わらない。でもその猫と家族にとっての世界は、まったく違うものになる。実話を元にした猫小説、連載第3回。街をさまよっていた猫を招き入れた夫婦は、「この猫がどこから来たのか」謎を解くことに…。 ― まだ24時間も経っていないのに とかなんとか、優しげなことを言っていたランが、 「お風呂、用意できたよ~。手伝って」と向こうのほうで声を上げている。またプに、ひょいと抱き上げられてしまった。 「この子、体が大きいというか、シッポが大きいから、犬用のお風呂を買って正解だった」と話すランに、ぬる ...
里山の子、さっちゃん EP:7「3きょうだい」
またまたやってきたのは、長毛3兄妹。 事故で亡くなった母猫の帰りを、雨の中、身を寄せ合って待っていました。 ゴローくんが、猫小屋のそばに積まれた、お風呂用の薪の上で日を浴びています。賢そうな眼をした子です。 弟は、ヒデキ。妹はヒロミ。 そう、かつてのアイドル歌手の「新御三家」からとった名前です。 兄妹は、ひと月半前に、海辺の公園からやってきたばかり。 捨て猫の名所になっている公園に捨てられた母さん猫から産まれた子です。母猫は交通事故に遭い、遺のこされた子猫たちは、冬の冷たい雨に打たれ、身を寄せ合っていたの ...
里山の子、さっちゃん EP:6「春がきた」
秋生まれのライムちゃんにとって、初めての春がやってきました。春色の里山を案内してもらいましょう。 「不思議の国のアリス」に出てくるせっかちウサギのように、とっとことっとこ菜の花の咲く野道を急ぐライムちゃんに会いました。大きくなったこと! 「ライムちゃん、どこいくの」 「春の匂いをかぎに」 そこで、ライムちゃんについていくことに。 道中、陽だまりでゴロンゴロンしているレモンおばさんに出会いました。かっちゃんは、岩の上で見張り兵みたいに座っています。ふたりとも、ダムの長老猫です。 「おばさん、こんにちは」 道 ...