miyata

2023/3/14

動物病院が出会いの場を提供 純和風な譲渡型猫カフェ

文・写真 原田佐登美 徳川家康が晩年を過ごした城の跡地、駿府城公園にほど近い人宿町はここ数年、賑わいをみせている。町名から名づけられた「猫宿町」は、純和風の保護猫カフェだ。特注の階段箪笥や縁側、囲炉裏など、センスが光る空間で保護猫たちと触れ合いながらくつろげる。 現在20匹ほどがおり、スタッフたちによる個性的な仮名も目を引く。「オリンピックのオリちゃんやパラリンピックのパラちゃんなど、保護された日にちなんで名前をつけています。インパクトある名前が気に入って譲渡につながることも」とのこと。 そんな保護猫カフ ...

2023/3/14

若さと行動力で営む保護猫カフェtormenta

文・写真 原田佐登美 商売繁盛の神様として有名な豊川稲荷がある豊川市に初めてできた「保護猫カフェtormenta(トルメンタ)」は、目の前に畑が広がり、大きな窓からは日差しがたっぷり差し込む。猫たちは人懐っこく、お客様の足にすり寄りながら広々とした店内を自由に歩き回っている。 2019 年12月に保護猫カフェをオープンさせた益田凌平オーナーは、なんと2020年3月、大学を卒業する直前に起業したという。 幼少期より動物好きで、獣医師を目指していたが、大学入試の面接で動物を安楽死させることもあると知り、急きょ ...

2023/3/14

飼い主とともに異国の地へ ~香港移猫 !? 事情~

文・塚碕由香 写真提供・Pet Holidays 寵物假期 2020年7月1日香港国家安全維持法が施行されてから、イギリスをはじめ、オーストラリア、カナダなど諸外国が積極的に香港からの移民受け入れに乗り出した。 香港政府が2022年8月に、昨年7月からの1年間の人口統計を発表したところ約12万人の減少がみられ、死亡数や出生数などから約11万3千人余りが海外へ移住したと推定された。コロナが落ち着きをみせた現在、その数字は増加の一途をたどると予測される。 そんな移民問題は、人間だけにとどまらない。特に、コロナ ...

2023/3/28

看板猫に会いに行きたい! 猫アクセの「アトリエちぃぷぅ」

文・写真 鈴木美紀 「看板猫になるべくして生まれたコって、いるのかもしれない」。運命を信じたくなるほど、コハクくんの看板猫っぷりは堂々としている。 東京・雑司が谷は緑あふれる歴史の町だ。都電の鬼子母神前駅、駅前のちいさな看板を目印に路地を入ると、細い砂利道がつづいている。猫が大好きそうな小道だ(あとで聞くと、町ぐるみで地域猫対策が盛んな場所なのだという)。その先に、ちょこんと可愛らしいアトリエ&ギャラリー「ちぃぷぅ」があった。 出迎えてくれたのは井坂智宏さん瑞紀さんご夫妻。瑞紀さんがデザインと原型を担当し ...