芳澤ルミ子のぶらにゃんこ 第12回「愛くるしいムサシ君が招く猫居酒屋」

入口の吸盤ベッドでお客様を招きます

今回のお散歩は浅草・雷門からスタート♪

江戸通りをゆけば、玩具大手のバンダイにエポック社、玩具問屋が並び、蔵前駅から東側を望むと、隅田川の向こうに東京スカイツリー。なんだかワクワクしちゃいます。

目指したのは、昨年春にオープンしたという猫居酒屋「KURAMAE 路地裏の猫」。早速、お店の外からガラス戸の「吸盤ベッド」に猫を発見! 路地を行き交うご近所さんたちが、次々と覗いて猫に挨拶していきます。

早速招き猫パワーを発揮! ちびっことご挨拶♪

迎えてくれたのは、猫好きが高じてお店を開いた高橋絵梨香さんと猫スタッフのムサシ。はじめまして、の一見客も入りやすい雰囲気にホッと和みます。

カウンターで一杯やりながら、ムサシ君の働きぶりを観察すると…… 食事に来ていた近所の赤提灯の女将さんに存分に撫でられて、常連さんに玩具で遊んでもらい、ちゅ~るを堪能。そしてまた吸盤ベットに戻って昼寝をしながら招き猫営業。くるくると表情の変わる愛くるしい美少年で、ちょっとツンデレ……これはハマっちゃいそうです!

テーブルに足を掛け、猫じゃらしを器用に「捕まえた!」

猫じゃらしに夢中なムサシくんを笑顔で見守る赤提灯の女将さんと常連さん

ムサシは大田区の城南島海浜公園からやってきました。公園で仕事をしている店主の友人が、園内をひとりぼっちで彷徨っていた子猫を緊急保護。一時、その友人の勤める会社での保護生活を経て、こちらのお店のスタッフに抜擢されました。

来た時は500グラムの小さな体でしたが大きくなってほしいという願いから、東京スカイツリーの高さ(634《ムサシ》メートル)にあやかる名前が付いて、すくすくと成長しています。

高橋さんは仕事終わり、一緒に帰宅するムサシの他、家に3匹、近くの実家で7匹の保護猫を飼っているといいます。「大好きな猫とお酒の融合」の夢が詰まった猫居酒屋は、またちょっと一杯寄りたくなる、あったかいお店でした。

生まれた 時から猫と一緒、猫に育てられた という店主・高橋さん。お母さんの嫁入り道具が猫だったそう。生粋の猫好き遺伝子を持つ

生地から手作りされた猫型の「路地猫ミニピザ」や、ごはんが猫の形をした「路地猫カレー」など、遊び心あるメニューがいっぱい! 各700円

「またたび酒」や「ねこ正宗」など、猫モチーフのお酒も扱っています

KURAMAE 路地裏の猫
東京都台東区蔵前3-18-7 TEL 070-4733-2020
営業時間:18:00~23:00
定休日:日曜(不定休あり・Facebookで要確認)
Facebook:Kuramae 路地裏の猫

芳澤ルミ子
カメラマン。1972年生まれ。独学で写真を学び猫撮影を中心に活躍。猫の自然な姿と個性を捉えた写真を得意とする。著書に『ネコの裏側』(辰巳出版)、『にゃんたま』『開運酒場』(自由国民社)。『開運!にゃんたまカレンダー2023』が発売中。

-猫びより