ニオイを取りすぎるのはNG!?「猫にとって大切なニオイ」のことを考えた洗剤って?

Text by Miyata Reiko

大切にしたい、猫が安心できるニオイ

猫と暮らしているからこそ清潔で快適な部屋を保ちたい、それは飼い主さん誰しもが心がけていることでしょう。ただ、人と猫とでは「清潔」や「快適」の基準は異なります。良かれと思ってしていたことが、猫にとっては迷惑だったりすることも。今回は猫のQOL(生活の質)について、「ニオイ」に焦点をあてて獣医師の茂木千恵先生にお話を伺いました。

茂木千恵(もぎ・ちえ)
東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学博士課程卒。獣医師。博士(獣医学)。専門は獣医動物行動学。(株)モンパニエ・動物臨床行動学研究室主宰。藤田医科大学医学部客員講師。犬と猫の問題行動を対象とした研究教育活動を行う。また、ペットの飼い主を対象とした行動学等の講演活動も行っている。日本犬専門誌「Shi-Ba」(辰巳出版)等雑誌記事監修多数。

強い香りがストレスに

猫はよく発達した感覚を使って、身の回りの情報を得ています。もともと大型の肉食獣に狙われる可能性のあった野生では危険を素早く察知することが生き残る条件でした。特に嗅覚を刺激されることには非常に敏感で、強い香水や他の動物のニオイなどは猫に嫌悪感を与えるため、極力かがせないようにすることが「 Cat Friendly (猫にやさしい)」の条件であると国際猫医学会「ISFM」が声明を発表しています。

香り付きの猫砂に変えたら、猫がそのトイレを避けるようになって、別の場所に排泄してしまうという事例を聞きます。元の猫砂に戻すとまた使えるようになったため、人工的に付けられたニオイが不快だったと考えられます。つまり、人間にとっての「良い香り」が、猫にとってはストレスになっているケースがあるのです。

猫砂は無香料のものがベター。新規のニオイを嗅がせることが、尿スプレーの頻度を高める可能性も

猫にとって大切なニオイ

猫には見た目の違いだけでなく、1匹ずつ固有のニオイ(尿や便に由来する)があります。そのニオイのやり取りが猫同士のコミュニケーションには不可欠であり、飼い主のニオイは親密な感覚と安心感をもたらすと考えられています。

室内でニオイの強い尿をスプレーされ悩んでいる飼い主さんもいると思います。このスプレーには自分のニオイをマーキングする意味が含まれており、いったん始まると習慣化して、なかなかやめさせることは難しいものです。飼い主さんは、ニオイを徹底的に除去しようとして洗浄するのですが、この一般的な対処法が、実際には猫の不安を生み出し、さらに増大させる可能性があるのです。

猫にとっては、安心できるニオイに包まれ、不安やイラつきの原因となる仲の悪い猫や見知らぬ人などのニオイが少ない空間が居心地が良いといえます。安心できるニオイに包まれる空間は広くなくても良いので、床面から離れて、家族からの視線が気にならないような、落ち着いた場所を猫専用として用意しましょう。

また、飼い主さんの使用する洗濯洗剤や香水、デオドラントスプレー、除菌消臭スプレーなどがニオイを放つ場合、猫が安心できるニオイを嗅ぐ頻度が減ってしまうこともあります。飼い主さんが不快にならない程度に無香料を選ぶことも大切です。猫のQOLのために大切にしたいのは、体はもとより心の健康なのです。

室内の清潔を維持することは必須ですが、猫の愛用品についてはニオイを取りすぎない配慮を

「嗅覚受容体」とはニオイの分子を吸着してニオイの種類を脳に伝えることができる、鼻の中にある鍵穴のようなものです。数が多い方が多くのニオイ分子を捕まえることができると考えられます。

「嗅上皮」は鼻の奥の空洞部分の粘膜にあって、嗅覚受容体がたくさんの鍵穴を空洞に向けて開けています。嗅上皮が広い方がニオイの分子を取り込む能力が高いといえます。

 

猫にとって大切なニオイのことを考えた洗剤

動物行動学の専門家・茂木先生が開発に携わった「シーシーエー獣医さんと作ったペットにとって大切なニオイの事を考えた洗濯用洗剤」が発売決定! 愛猫にとっての大切なニオイを取りすぎず、お気に入りのファブリックを清潔に保つ画期的な洗濯用洗剤です。

シーシーエー獣医さんと作ったペットにとって大切なニオイの事を考えた洗濯用洗剤
内容量:500ml
成分:炭酸カリウム(8%)、メタケイ酸ナトリウム(3%)、キレート剤、有機溶剤、増粘剤、柿渋エキス
価格:1,650円(税込)
発売予定日:10月1日

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ニオイを取りすぎない仕組み

ポイントは、界面活性剤不使用であること。界面活性剤は脂肪酸を水と乳化して衣類から浮き上がらせ、除去するのが得意です。一方、界面活性剤を使わない洗剤は、界面活性剤使用の製品と比較して脂肪酸の落ちが弱いとされています。

猫が安心できる自分のニオイは主に脂肪酸でできているので、洗濯後も衣類に比較的残りやすいといえます。もちろん、強いニオイの香料は使用していません。

飼い主が気になるニオイはしっかり阻止

カーペットに繁殖している雑菌と猫の尿を混ぜて2週間放置すると、強い生臭さとカビ臭が発生したという実験があります。排泄物を常在菌が分解することによって、人が不快に感じる悪臭が生じるのです。したがって、カーペットなどのファブリックに常在菌を繁殖させないことが悪臭発生を阻止するポイントとなります。

本製品が消臭成分として採用している、柿渋の主成分である柿タンニンは、ポリフェノールの一種で、インフルエンザやノロウイルス、O-157などの病原菌を不活性化する抗菌・抗ウイルス作用があると考えられています。

 

「シーシーエー獣医さんと作ったペットにとって大切なニオイの事を考えた洗濯用洗剤」でウチ猫の愛用ファブリックを洗濯してみました!

編集・斎藤/ミイ(3歳メス)

よくくるまっているお気に入りのブランケット。洗濯後はくんくんチェックしていましたが、不快ではなかったようで、しばらくすると落ち着いて寝転んでいました。

編集・宮原/トチ(15歳メス)

高齢のトチは一日の大半をこのブランケットの上で過ごしています。自分のニオイが消えてしまうと不安かもしれず、これまで洗濯できていませんでした。この洗剤で洗濯したところ、落ち着いた様子でうたた寝していたのでホッとしました。

編集・宮田/もちこ(11歳メス)

もちこは、よく私のベッドを占領しているので枕やシーツを洗ってみました。洗ったことには気づいたものの、すぐにいつも通り枕に乗っていました。猫用品だけでなく、飼い主の日用品もこの洗剤を使えばさらに安心ですね。

 

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商品についてのお問い合わせ:株式会社モンパニエ
TEL03-5395-6226
https://www.companion-animalbehavior.jp

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