【瀬戸市】商店街のアイドル・ミーコちゃんは、古民家ダイニング&BARの招き猫

取材・原田佐登美/猫写真提供・様時

ミーコちゃんはツンデレで気分屋だが、商店街のアイドル的存在

焼き物で有名な瀬戸市の「せと末広町商店街」アーケードに、2018年オープンした菜食ダイニング&BAR「様時(サマタイム)」。築105年の古民家を改装したレトロな雰囲気漂う店内では、工夫を凝らした植物性食品のみのヴィーガン料理がいただける。

菜食丼「ブッダボウルランチ」1,980円(税込)を蓮花形の瀬戸焼器でいただく

先着20名限定の「ブッダボウル」は、野菜や豆・果物が種類豊富にワンプレートで盛られたボリューミーな名物ランチ。肉や魚・卵・乳製品を使わず丁寧に作られた惣菜は、どれも身体に染み込む優しい味わい。

猫好きの店主・石川哲也さん(40歳)はグラフィックデザイナー、プロカメラマン、お笑いパフォーマーなど様々な顔を持つ。料理の腕をふるう妻の里美さん(44歳)は、平日にハンド&フットケアやネイルの個人サロンも経営している。

そんな器用なお二人が「ジブリの世界みたいな場所でお店を開きたい」とレトロな街で物件を探したそうだ。

店主の石川哲也さんと里美さん。里美さんに抱かれているのは犬のレオン君

趣ある店にお似合いな看板猫が、ミーコちゃん(4歳メス)とララちゃん(2歳メス)。運命の出会いは突然で、里美さんが通りがかった文具屋の店先に、ケージに入った生後2ヶ月ほどの兄妹猫たちがいた。里親募集中とのことで、あまりの可愛さに直感で選ばれたのがミーコちゃんだった。

時には大胆な寝姿を披露するミーコちゃん

ララちゃんは子猫時代、里美さんの友人のいとこに保護されたがアレルギーが出てしまい、縁あって様時へ。お店にはもう1匹、ポメラニアンプードルの看板犬レオン君(6歳オス)もいて、2匹と仲良くしたいのだけど猫パンチされてしまうとか。

ララちゃんは怖がりで甘えん坊な性格

夜にはBARとしてお酒も提供する人気店。猫たちに会えるかは運次第だが、「ミーちゃんがいたからお店に来ました」というお客様もいるそうだ。

毎年9月第4週の土日には「来る福招き猫まつり」が開催される瀬戸市。隣の長久手市ではジブリパークも開園したばかりで、これからは全国から猫好きを呼び寄せる招き猫になるかも。

様時
愛知県瀬戸市末広町1-23-1(せと末広町商店街 西アーケード内)
TEL0561-78-9290
営業時間/ランチ(土日)11:30〜14:00 、ディナー(金土日)18:00〜22:00
Instagram:samatime
Facebook:様時-サマタイム-

-猫びより