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クリニックとショップの両輪で猫を助ける!

「パノニカスペイクリニック」は、猫( または犬)の避妊・去勢手術専門の動物病院。「スペイ(spay)」とは、正しくは「卵巣摘出手術をすること」または「手術を受けたメス」を指すが、欧米では避妊・去勢手術専門の動物病院を「スペイクリニック」と呼び、広く認知され、日本でもこの名称が使われるようになってきた。 「近くにスペイクリニックがないなど、様々な事情で外猫の避妊・去勢手術が受けにくい地域に、TNRを広げたい」というオーナーの宮本晶子さんの想いが実り、昨年6月に開院。現在、院長で獣医師の増田忠司先生をはじめ3 ...

ストリートキャット ボブの銅像製作中!

元ホームレスの青年ジェームズとの奇跡の友情が世界中で話題となった茶トラの猫・ボブ。昨年6月に虹の橋を渡り、国を越えた多くのファンがボブの死を悼みました。 その後ジェームズは、ボブへの深い親愛と感謝の意を込めて、ボブの銅像とベンチを製作するためのファンドを設立。みごと目標を達成し、ウェールズ在住の彫刻家・Tanya Russellさんにより着々と製作されています。予定地は思い出の地イズリントン・グリーン内の一角、ふたりの物語を綴った初の書籍『ボブという名のストリート・キャット』の刊行時にはじめてサイン会を行 ...

ネコのとなりに [第11回] おやこ

ネコは身近な動物で、ヒトの社会の中で暮らしています。そのため野生動物とは異なり周囲の環境も含め、ヒトがいてネコは生きていけると思うのです。ヒトとヒトの間に繋がるいのち。今を生きる友達として向き合いながら、街の中にネコのいる風景が時代は変わってもあり続けてほしいと願うばかりです。 写真・文・イラスト平井佑之介 数年前から顔見知りの、いくつになっても親離れしないネコがいる。ヒトを見ると警戒して距離を置くお母さんネコの〝もも〟と、それを真似る娘ネコの〝くるみ〟。〝くるみ〟は小さな頃からお母さんにべったりで、〝も ...

はじめての猫との暮らし方【web版】

●猫に愛されるために 猫に愛されるための10箇条 ●猫を迎えるための準備 はじめて猫を飼うための準備をしよう はじめて猫を迎える前の安全確認と引き取り初日の流れ 新たに猫を迎えるときに先住猫がいる場合に注意すること ●猫ってこんな生き物 猫ってどんな生き物?意外と知らない生態や鳴き声・しぐさ・気持ちなどまとめて解説 健康的な猫とは?耳・目・歯・肥満度などをチェックしよう! しぐさや鳴き声、しっぽで分かる猫の気持ちを理解しよう 猫の成長過程と注意したいこと┃授乳期~幼猫期~成猫・老猫期 【猫のノミ対策】室内 ...

イキってるネコってどんな猫?

上から目線の猫、喧嘩腰の猫、煽あおり顔の猫……なんか「イキってる」猫たちを集めた写真集『イキってるネコ』から、一部をご紹介します。 猫って本当に表情が豊かですよね。 猫たちを撮影していて、「猫も色々考えているなぁ」とよく思います。猫が2匹揃えば、そこに猫同士の複雑な関係性も垣間見えたりして、見ていて飽きることがありません。 時にはちょっとした揉め事に遭遇することもあります。 睨みをきかせている猫のなかには、明らかに虚勢を張っているような子もいます。本気の睨み合いもあれば、いらぬちょっかいを仕掛けてわざと相 ...

猫を飼うときに注意したい病気と治療・予防法┃病気の早期発見のために

病気の中でも、「猫から人にうつるもの」や「猫がかかりやすいもの」などには 特に気を付けたい。ここではその代表的なものを紹介していきます。 猫から人にうつる主な病気 猫ひっかき病 その名の通り、猫にひっかかれることで起こる。傷に一番近いリンパ節が腫れたり熱が出る。ノミが持つ細菌「バルトネラ菌」が原因(すべての猫が感染しているわけではなく、約1 割程度の猫が感染しているといわれる)。猫からノミを駆除することで予防できる。 猫ノミ・ダニ 猫に寄生したノミ(P40)やダニが吸血することでかゆみが出る。アレルギーが ...

必死さに欠けるネコ #51 ありがとう 沖昌之

  必死なきみもすてきだけれど   必死さに欠ける日もあっていい   いつも笑顔で!   んじゃ、またね~!   必死さに欠けるネコは最終回です。少しでもリラックスしていただけましたでしょうか? ご覧くださった皆様と、猫さんたちに心からの感謝を。ありがとうございました。 沖昌之 「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売 ...

猫にストレスを感じさせない薬の飲ませ方┃病気の早期発見のために

病院で薬を処方されたら、指示されたタイミングと量を守って投薬しよう。猫がストレスを感じる前に手早く済ませるのがコツです。 錠剤 鼻先を水で濡らせば鼻を舐めて同時に薬を飲みこんでくれる。 もう片方の手ですばやく舌の付け根に薬を落として口を閉じる。 片手で顔を上向きにし、親指と中指で両方のひげの後ろあたりを軽く挟んで口を開ける。 液剤 顔を上に向け、口の端からシリンジを差し込んで飲ませる。 目薬 片手で顔を固定したら、もう片方の手で目薬を持ち眼球に垂らす。目尻の方から差すと警戒されにくい。 病院で薬を処方され ...

巨猫現ル! 鉄道ヲ運休セヨ!! ジオラマ食堂の猫たち

―速報です。本日、大阪に巨大な猫が出現しました。その数4体。巨猫たちは線路上を悠々と歩き回ったり電車をなぎ倒すなど傍若無人に過ごしたのち、現在は線路上に横たわり休息中です。怪我人はありません。町の人々からは「大きいが可愛い」「もふもふして癒される」「線路が気に入ったなら鉄道は運休にすべきだ」などの声が上がっています。当局は「巨猫たちに悪意は見られず、なにしろ可愛い。破壊された車両は修理すればよい」として静観する方針です。   子猫現ル、救出セヨ! ここは大阪市天王寺区寺田町にある、鉄道ジオラマが ...

必死さに欠けるネコ #49 乙女 沖昌之

  うふふ、ずっと待ってた♡   先生・・・ おトイレ行ってもいいですか?   んも~アイツったら、 ゆるさないんだから! プンプンのプン!!   キャ~ッ! こんなところに バナナの皮置いたの だれ~?!   「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立 ...

猫の病気を見逃さないために気づいてあげたい10のサイン┃病気の早期発見のために

猫の病気は早期発見・早期治療が鉄則。そのためにも日頃から愛猫の ちょっとした変化や病気のサインを見落とさないことが大切です。 早期発見・早期治療が鉄則 見るからに具合の悪そうな状態は、人間でいうとかなり病気が進行している重篤な状態。猫の病気は早期発見・早期治療が鉄則です。手遅れになる前に少しでも早く手を打つためにも、日頃から猫の健康状態を把握しておきましょう。 そのために大切なのは飼い主の観察力です。こまめに愛猫を観察し、普段と様子が違う場合には獣医師に相談しましょう。体重・食事量・飲水量・排泄物の変化も ...

猫の健康診断とワクチン接種┃病気の早期発見のために

完全室内飼いでどんなに元気な猫でも、年に1度は健康診断とワクチン接種を行うことが、病気の早期発見と健康維持には欠かません。 健康診断の主な内容 問診 ● 飼い主しか知らない普段の様子や日常生活の異変が診断材料の1 つになる。 体重測定 ● 過去の測定からの推移で大幅な増減がないか確認する。 身体検査 ● 体のどこかに異常がないか触診や聴診でくまなくチェックする。 血液検査 ● 血液を採取してホルモンや内臓の異常、感染症の有無などをチェックする。 尿・便検査 ● 膀胱炎や腎不全は尿検査、寄生虫感染や腸内細菌 ...

猫の病院選びと上手な受診方法┃病気の早期発見のために

愛猫の健康維持のためには、動物病院との連携も重要な要素です。そのために、まずは信頼できるホームドクターを探しましょう。 病院選びのポイント 猫の扱いに慣れており、診察が丁寧 猫が好きで知識と経験が豊富 院内が常に清潔できちんとしている 説明が明確で分かりやすく治療に納得できる 獣医師と相性が良く、長く付き合えると思う ≪その他≫ ちょっとした相談にも気軽に応えてくれる/治療費を明確に提示してくれる/家からも遠すぎず通いやすい/口コミでも評判が良い/セカンドオピニオンも積極的に受けさせてくれる など 日頃か ...

芳澤ルミ子のぶらにゃんこ 第5回

今回はぶらぶらを自粛して、近年通っている「恋する猫島」について綴ります。 うどん県はJR予讃(よさん)線・多度津駅に下車。路地猫に挨拶をしながら歩いて20分、「たどつ汽船」に揺られて目指すは佐柳(さなぎ)島です。 島には南北ふたつの港がありますが、私は本浦港で下船。瀬戸内の海風がそよぐ防波堤や砂浜、空地に神社にいつもの顔……のびのび暮らす猫たちに会えば、長旅の疲れも忘れ、猫をお世話する優しいお姉さんたちとの再会に歓喜♪ 島猫話に花が咲きます。 季節によるのでしょうか、島では雄猫同士の恋のバトルやロマンチッ ...

編集部オススメ! お腹にやさしい発酵ごはんで、ずっと健康

Text by Miyata Reiko 愛猫と一日でも長く健康に暮らしたい―。そんな想いから誕生したのが、腸内環境を守ることに着目したペット用おやつ「やさしい85はっこうごはん」。開発したのは、多くの猫と暮らしてきた発酵料理研究家の岩田麻奈未さんです。 「数年前、我が家で一番のご長寿猫・さくら(当時17歳メス)の下痢が続き、栄養が充分に吸収されないためカルシウム不足から痙攣を起こすようになってしまいました。薬では治らず、さまざまなフードを試して、グレインフリーのフードの中に合うものを見つけました。その時 ...

第9回 愛猫CIAOちゅ~る物語「立ち派? おすわり派? こんなポーズで食べています」猫びより賞

Presented byいなばペットフード株式会社 「仲良くなるきっかけに」、「お薬を楽しく飲んでもらえるように」、「爪切りを頑張ったご褒美に♪」……など愛猫や顔なじみの猫と「CIAOちゅ~る」にまつわるエピソード&写真を毎号テーマを変えて大募集!   多頭飼いのわが家では座ってなんていられない! みんにゃ立ち派でCIAOちゅ~るを食べています。 特に食いしん坊の愛生とマシューは、ちゅ~るの袋の音を聞いただけで猛ダッシュでやってきます。ガツガツ食べてはミャーミャー鳴いて……ひと口でも多く ...

神様・仏様・お猫様 神社仏閣の猫 第10回 東京都世田谷区「真宗大谷派野条山 乗満寺」

「烏山からすやま寺町」は、大正時代、関東大震災からの復興に際し、浅草や築地にあった寺院を移転してできた町で、26ある寺院の一つが乗満寺である。住職の遠藤賢順さんによれば、震災後、寺院だけでなく檀家さんも浅草からリヤカーでやってきたということだ。 門を入るとキジトラのミーちゃん(18歳オス)が出迎えてくれた。「こんにちは、今日はよろしくね」と挨拶をすると、ミャーと返事をしてくれた。 「18年程前にミーちゃんを迎え、8年前にロト(8歳オス)が、今年に入っておもち(生後5ヶ月オス)が家族になりました」と遠藤住職 ...

必死さに欠けるネコ #49 渾身の 沖昌之

  ズコーッ! ズコーッ!! ズコーッ!!! ズッコーーーッ!!!!   「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。猫専門誌『猫びより』(辰巳出版)の「必死すぎるネコ」など連載多数。『ぶさにゃん』(新潮社)、『残念すぎるネコ』(大和書房)、『明日はきっとうまくいく』(朝日新聞出版) ...