猫との上手な遊び方。楽しませる「じゃらし方」を知ろう!
遊ぶといっても、猫じゃらしを単純に振っただけでは猫は食い付いてくれない。想像力やテクニックを最大限に駆使して小動物になりきろう。 猫が喜ぶじゃらし方 鳥のように動かす 鳥の羽ばたきをイメージして、羽が付いた猫じゃらしなどを床からピョーンと跳ね上げてみよう。 ネズミっぽく動かす ネズミの動きをイメージして、猫じゃらしをすばやく蛇行させる。緩急を付けて動かすのもコツ。 虫みたいに動かす カサカサと音が出る猫じゃらしなどを使って、小刻みに動かしながら床を滑らせると虫っぽい動きに。 かくれんぼも大好き 隠してモゾ ...
【シニア猫との暮らし方】老化はいつから始まる?フードはどうする?
猫の老化が見られる8歳前後からは、今まで以上に猫の健康管理や環境作りにこまめなケアが必要に。 猫の老化のサイン 老化の兆候は体のあちこちに現れる。反応や動きが鈍くなったり、口腔内のトラブルも出やすくなるので要注意。 飼い主の声や大きな音への反応が鈍くなる(聴力の低下) 目ヤニが出やすくなる 口元や髭に白髪が混じる 虫歯になる(歯周病) よだれが出たり口臭が強くなる 毛艶が悪くなる 足腰が弱ってくる(筋力の衰え) その他老化の兆候 ● 毛繕いが減る ● 食欲が低下する ● 寝ている時間が増える ● 爪とぎが ...
寄りそう猫「母さんは、犬」
種は違っても、誰にも負けない仲良し母娘の、ひめ子とひな子。ふたりが母娘となったきっかけは、ある朝のことだった。 国産天然木の香りが満ち満ちた、広い工房の中で、きょうも、ひな子は、探検に余念がない。 「あれ、ひな子はどこにいった?」と、栄一父さんに問われれば、ひめ子は、すぐさまひな子の元へと誘いざなう。 いつだって、大事な娘の姿は目で追っているから、居場所はちゃんとわかっている。 危ないことをしそうなときは、「ウ〜〜」と唸って、しっかりしつけをして育ててきたから、心配ないのだけど。 視界から姿が消えると、気 ...
神様・仏様・お猫様 神社仏閣の猫 第16回 長野県東筑摩郡「修那羅山安宮神社」
長野県の中央部を南北に走り、古来、上田・長野盆地と松本・諏訪盆地を分かつ交通の障壁となってきた筑摩山地。その峰々の一つ、修那羅峠の近くに、石神仏に囲まれた不思議な神社がある。1860年創建の修那羅山安宮神社だ。 猫がいると聞いて訪れたのはまだ雪深い2月の終わりのこと。人里離れて山中に分け入る道中は心細かったが、標高1037mの本殿に着くと、雪の中で仲良く遊ぶ3匹の猫に心が躍った。厳しい寒さに負けないどころか、冬を楽しむかのような様子に疲れが吹き飛んだ。 春になって再び神社を目指して山に入ると雪がなくなって ...
寄りそう猫「ノネコがやってきた!」
物心ついたときから、私の傍らにはいつも猫がいました。 人見知りなくせに、ほっつき歩きが好きで、猫とはすぐに仲良くなれる少女でした。 ずいぶん昔におとなになってからも。 フリーライターという仕事を始めて、いろいろな町々を訪ねることが多くなり、取材後に、その町の商店街や路地裏や漁港などをうろつき、いろいろな猫と出会うのが楽しみになりました。いつしか自己流で写真も撮り始めました。 猫と遊んでいると、近くにいる地元の人が声をかけてくるのです。 「よっぽど猫が好きなんだねえ。その猫はあんまりなつかない子なんだけど」 ...
岩合光昭写真集『あのネコに会いたい』世界のスター猫が大集合!
岩合光昭さんの最新写真集『あのネコに会いたい』。『猫びより』や人気番組『岩合光昭の世界ネコ歩き』(NHK BSプレミアム)などに登場し、猫好きに強い印象を残した猫たちをフィーチャーした写真集です。カバーボーイは、監督作品映画『ネコとじいちゃん』に主演し、その後も数々の映画やCMで大活躍中のスター猫ベーコン君。 部数限定の「NFTデジタル特典付特装版」も同時発売。この特装版は、封入された特典カードのQRコードからFan Topにアクセスし、16桁のコードを入力することで、10ページのデジタル・ミニ写真集2種 ...
気候が変われば見た目も変わる!? 北の猫と南の猫の違い
北国の寒冷な気候と南国の温暖な気候は、猫たちの体つきにも影響するのでしょうか? 全国各地の猫を訪ね歩き、動物園でさまざまな地域からやってきた動物を見てきた著者が語ります。 文・写真 南幅俊輔 多様な日本の気候 日本は南北にとても細長い国。北は北海道から南は沖縄まで、面積が小さいわりには冷帯から温帯、亜熱帯まで備えています。島国であることから暖流寒流の影響を受け、さらに山岳地帯からの風を受け、大いに気候に変化をもたらしています。そんなことから外で暮らす猫たちにも北と南で外見に違いが現れてもおかしくないはずと ...
臨床獣医師が開発! メディボールができるまで
猫びより7月号で紹介した、お薬の時間が楽しみになる投薬補助おやつ「メディボール」。薬を包みやすい柔らかさや保存しやすいパッケージで飼い主の投薬のストレスが軽減するのはもちろん、高い嗜好性で猫の好みをばっちり押さえていました。グルメな猫も大満足の商品を開発することが可能だったのはなぜでしょうか。メディボールの開発に携わった臨床獣医師の秀嶋綾先生にお話しを伺いました。 ベッツラボは、動物病院で奮闘する私たち臨床獣医師が、診療という側面からだけでなく、ペットの健康をサポートしていきたいという想いから生まれたペッ ...
【マンハッタナーズ 秋冬の新作】外出もおうち時間も猫柄でハッピーに
画家久下貴史氏が猫たちからひらめきを得て描く、個性豊かな作品世界を分かちあうアート・ブランド「マンハッタナーズ」から、お出掛けが楽しくなるカジュアルバッグや、おうち時間を充実させるジャガード素材のブランケット、クッションカバーなど秋冬アイテムが登場です。猫たちも大好きなあったか素材を取り入れて、おしゃれな秋冬を楽しみましょう。 刺繡で作品が表現されたワッペンがワンポイントでアクセントになっているとても軽量なカジュアルバッグシリーズ お部屋に彩りを添えてくれるニットジャガードのブランケットとクッションカバー ...
第15回 愛猫CIAOちゅ~る物語「CIAOちゅ~るdeおいしいお顔♡」猫びより賞
Presented byいなばペットフード株式会社 「仲良くなるきっかけに」、「お薬を楽しく飲んでもらえるように」、「爪切りを頑張ったご褒美に♪」……など愛猫や顔なじみの猫と「CIAOちゅ~る」にまつわるエピソード&写真を毎号テーマを変えて大募集! ご覧ください この姿! この表情! CIAOちゅ~るあるあると思いますが、上手に立っています。 (大阪府 虹のまりちゃん) 募集内容 みなさんの“猫”と“CIAOちゅ~る”のエピソードを教えてください。エッセイに登場する猫の ...
ネコのとなりに [第15回]少年
ネコは身近な動物で、ヒトの社会の中で暮らしています。そのため野生動物とは異なり周囲の環境も含め、ヒトがいてネコは生きていけると思うのです。ヒトとヒトの間に繋がるいのち。今を生きる友達として向き合いながら、街の中にネコのいる風景が時代は変わってもあり続けてほしいと願うばかりです。 写真・文・イラスト平井佑之介 ▲バッタを追いかける“ガリ”。駆けまわる姿が微笑ましい 初夏、茶白ネコの“ガリ”が何かを夢中に追いかけている。 フェンスの隅まで追いつめ、前足を伸ばして捕まえたのは大きく育ったカマキリだ。 しかしカマ ...
猫だって……「それぞれのドラマを生きている」
飼い猫から路地猫に。保護されてからは、いじめのターゲットに。そして、初めての友だち。巨猫マツコさんの一生は、数奇なものでした。 アタシ、マツコ。2年前までは、保護猫ラウンジにいたの。この真っ白な大きな体で、お客さんたちに人気だった。「マダム・マツコ」とも呼ばれていたわ。ラウンジの保護猫の中では、最古参だったっけ。 「マツコさんをわが家に」って申し出てくれる人は何人もいたの。 でも、決まらなかった。なぜなら、アタシをラウンジに託した保護主さんの譲渡条件は、「一匹飼い」だったから。みな先住猫がいるおうちばかり ...
神様・仏様・お猫様 神社仏閣の猫 第15回 静岡県下田市「白濵神社」
白濱神社は静岡県伊豆半島東岸にあって、夏には海水浴客で賑わう白浜大浜海水浴場にほど近い。伊豆国最古の宮として知られ、正式名を伊古奈比咩命神社という。祭神の伊古奈比咩命は、縁結びと子授けの神であり、「恵比寿さん」の名で知られる三島大明神の后神でもある。 その昔、南方より海を渡ってきた三島大明神は、富士山に登って神々から土地を譲り受け、白浜の地に宮を建てたと伝わる。そして、伊古奈比咩命を御后に迎え、沖合に大島など10の島を造り上げた後、再び白浜に帰って鎮座したという。 そんな由緒ある神社の早朝、授与所が開くと ...
猫だって……「しあわせになりたい」
大阪の路地裏にある民家カフェ。6年前、そこにたどり着いたのは、一匹の小さな黒猫。今では、看板猫を務めます。 シジミ、ってアタシの名前は、ゆいこさんがつけたの。 ゆいこさんは、大阪の古い町の路地でカフェをやっているの。アタシは、そこの看板猫。「いらっしゃいませ」とまずはご挨拶しといて、お食事中は遠慮するけど、食べ終わった頃を見計らって、ぴょんと膝乗りするのが、アタシ流接待よ。ニンゲンが大好きなの。 7年前、捨てられたアタシがお腹を空かせてたどり着いたとこは、この店の前だった。ガラスの引き戸のすき間から、オレ ...
猫も新型コロナウィルスに感染するの?
猫が新型コロナウイルスに感染! そんなニュースが話題になりましたが、猫への感染リスクや症状についての研究や感染対策については、ほとんど報道されていません。今、科学的に何がわかっていて、私たちは何をするべきなのでしょうか? コロナウイルス研究のエキスパートに話を聞きました。 監修・水谷哲也 文・西宮三代 写真・芳澤ルミ子 感染経路と症状 新型コロナウイルスが猫や犬にも感染するという話は様々なメディアで報道されていたので、知っている方も多いはず。でも「どのくらいの感染数なの?」「感染リスクはどれくらい?」「重 ...
赤ひげ先生インタビュー「あっぷ猫の病院」 佛淵あや
取材・文 西宮三代 写真 平山法行 住宅街にひっそり立つ小さな猫の診療所 「あっぷ猫の病院」(東京都大田区)は、猫のための小さな診療所。ベージュ色の建物は、遠目には、そこが動物病院だと気づかないくらい、住宅街に溶け込んでいる。 玄関横には、猫のイラストとともに「猫の歯は30本あります(乳歯は26本)、ワンちゃんは42本(乳歯28本)です」と書かれた黒板、猫顔シルエットをあしらった郵便ポスト、植物の枝に乗って 楽し気に遊ぶ猫のオブジェなど、 しばし眺めるだけでホッとする。玄関入ってすぐが待合室で、正面が受付 ...
猫だって……「やさしい人のそばがいい」
町の人にかわいがられ、外猫として頑張っていたミケちゃん。ある嵐の夜、朝までそばにいてくれたのはやすらぎさんでした。 アタシの名は、ミケ。やすらぎさんがつけてくれたの「穏やかないいお顔してるね」ですって? ふふ、アタシ、今、やすらぎさんにスペシャルマッサージをしてもらってる最中だもの。やすらぎさんの手は、とってもあったかいの。声もいつだってやさしいの。 やすらぎさんと出会ったのは、5年前。アタシがまだ1歳くらいの時よ。当時のアタシは公園を住処にしてて、ご飯をくれる美容室まで毎日通ってた。やすらぎさんのお店は ...
日本の猫雑誌の歴史
今や当たり前のように書店に並ぶ日本の猫雑誌。しかし、その歴史は意外に浅く、いつも社会情勢に左右されてきました。猫雑誌はどのように発展し、猫と人間との関係や時代をどのように反映してきたのでしょうか?『猫が歩いた近現代―化け猫が家族になるまで』(吉川弘 文館)で猫好きにもおなじみになった歴史学者が解説します。 文・写真提供・真辺将之 日本初の猫雑誌 日本最初の雑誌は1867(慶応3)年刊の『西洋雑誌』ですが、最初の猫雑誌である『猫の研究』が刊行されるのはそれから60年以上後の1935(昭和10)年7月のことで ...