猫助けはおいしいコーヒーを飲みながら

落ち着いた雰囲気の店内。写真や絵の展示、ちょっとしたイベントにも最適

最近丸くなってきたお兄ちゃん(2歳オス)は元あらくれ野良猫。「お客さんに接することが猫たちの家猫修行になります」と平松さん

池袋駅から東武東上線で5分の大山駅。南口を出て徒歩2分、沿線屈指の賑やかな商店街から通り1つ外れた一画に保護猫シェルター併設型カフェ「すあま商會」はあります。

店内のシェルターで暮らす保護猫は常時5匹ほど。店主の平松温子さんは、丁寧なマッチングと住環境などについてのきめ細やかなアドバイスで多くの猫たちを新しい家族のもとに送り出してきました。

落ち着いた雰囲気でコワーキング・スペースとしても◎。仕事がはかどりそうです。

名物のチミチュリチリドッグとすあま。軽食もスイーツもびっくりするほどおいしい

サンドイッチなどの軽食、すあまやアップルパイなどお菓子はどれもおいしく、豆にこだわったコーヒーがまた絶品です。視線を奥に向ければ、思い思いに過ごすシェルターの猫たち。お茶もお菓子もますますおいしくなりそうです。

そして、カフェスペースには猫の毛が見当たらず、においも全くしません。それは「保護猫を迎えたい、猫と触れ合いたいという人以外も寛げるカフェにしたい」という平松さんのポリシーがあるから。平松さんが目指しているのは、ビジネスの利益をもとにした持続可能な保護猫活動のモデルケースを作ること。

そして、1匹でも多くの猫を救うため、ライトな猫好きや猫に興味のない人たちにも開かれた場にして、ゆくゆくは保護猫たちの受け皿を広げていきたいという思いもあるのです。地に足がついた平松さんの活動と、魅力たっぷりのお店は、猫好きのみならず地元の人たちにも着実に浸透しはじめているようです。

店内はグッズ販売も充実。全額寄付で提供されたチャリティー商品も

保護猫スペースには靴を脱いで消毒をしてから入室。平松さんが無理なくお世話できる5匹程度に限定

猫が大好きなりょう君とお母さん。りょう君はジュースとアップルパイに大満足。お母さんは愛知県蒲郡市「喫茶スロース」の豆で淹れたハンドドリップコーヒーのおいしさにびっくり

正親(4ヶ月オス)を撫でるりょう君。シェルターの中ではお母さんと一緒に猫じゃらしを振って猫と触れ合い大満足

すあま商會
東京都板橋区大山町7-8 2F-A
TEL 03-6912-4532
営業時間:11:00~19:00 水曜・木曜定休
https://suama-catscafe.com
Twitter:@suama_catscafe
Instagram:suama_catscafe

-猫びより