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美術のなかの猫たち 猫好きのツボを刺激する小熊香奈子さんの日本画

小熊香奈子さんは日展や画廊での展示などで作品を発表している日本画家で、愛猫を描いた絵はX(Twitter)でも話題を集めています。 愛猫のコイモちゃんは、毛並みも縞模様も見事なキジトラで容姿端麗。そんなコイモちゃんを描いた絵はリアルなだけでなく、猫好きのツボを絶妙に刺激する要素がたっぷりなのです。 香箱座りをしている猫は、背中と後ろ脚、お腹や胸のふくらみ、後頭部、そして全身のフォルムで私たちをほうけさせてくれます。あの丸みの魅力がこの絵には凝縮されているようです。 猫がゆったりとした姿勢でしゅっと長い四肢 ...

【香港】再見!クリームあねさん

2013年5月号の猫びよりではじめて香港からご紹介した新聞スタンドの店長猫、クリームあにき【忌廉哥(ゲイリムゴウ)】。 その後の大人気ぶりは、本誌の記事やフォトブック『香港の大スター☆クリームあにき』等でご存じの方も多いはず。2020年5月に虹の橋を渡ってからも、今なお多くのファンに支持されています。 そして、そんなあにきの傍らになくてはならない存在だったのが、クリームあねさんこと妹妹(ムイムイ)です。 実は、香港ではあにきよりもコアで熱狂的なファンを持っていたと言っても過言ではありません。表舞台でちやほ ...

古民家でお達者に暮らすみけちゃんは25歳

児童文学作家の村上しいこさんが、こよなく愛するみけちゃんは、25歳と4ヶ月。ある日するりと家の中に入り込み、猫を飼うのは初めての「かあちゃん」に「猫との暮らし方」をしっかり教えたつわものです。 文・写真 佐竹茉莉子 (3月12日発売『猫びより』2024年春号より)   三毛は意志が強い? 取材の2日前。みけちゃんの飼い主のしいこさんは、ちょっと慌てていた。 「あれ、みけちゃん、左の頬がぷっくり腫れとるよ。撮影してもらうのに、せっかくの美貌が悲しいなあ」 左の頬は、小さく膿んでは、しばらくたって自 ...

【フランス】400年以上続くブドウ農家と猫との暮らし ~親子代々、猫代々~

文・写真 堀晶代 ワインの酩醸地が連なる中央ロワール地方のプイィ・シュル・ロワール村で、400年以上も続くブドウ栽培農家の12代目がアニック・ティネル・ブロンデルさん。先代の父が始めたワイン造りを1983年に引き継いだ。女性がワイナリーの当主になることは珍しい時代で、その頃から一緒に暮らし始めた猫がフリブイユ(♂)だ。 「両親も猫が好きでしたが、『自分の猫』として世話したのは初めてで。2ヶ月も経たないうちに、猫という小さくて柔らかく温かな生き物に、すっかりハートの真ん中を射抜かれていました」 16年間生活 ...

第23回愛猫ちゅ~る物語「このちゅ~るが好き」 猫びより賞

Presented byいなばペットフード株式会社 「仲良くなるきっかけに」、「お薬を楽しく飲んでもらえるように」、「爪切りを頑張ったご褒美に♪」……など愛猫や顔なじみの猫と「CIAOちゅ~る」にまつわるエピソード&写真を毎号テーマを変えて大募集! とりささみバラエティで仲良しに 彼氏のお家に初めてお邪魔する時、猫のりんちゃんのお土産にとりささみバラエティを持っていきました。そして初対面。ちゅ~るをあげたら、ものすごい勢いでペロペロをして尻もちをつくほど。もともと人懐こい子ですが、膝をモミモミして ...

教えて先生!!知りたい猫のホンネ「猫の熱中症が心配です」

猫をこよなく愛する獣医師・杉田朋世先生が、多くの猫と触れ合ってきたからこそわかる、飼い主の知りたい「猫のホンネ」を教えてくれます。 文・杉田朋世 Q.これから暑くなる季節、猫の熱中症が心配です……。 A.猫の様子にいつもと違うところがないか、ゴハンはちゃんと食べられているか、要チェックです! 猫の祖先は暑いところで暮らしていたため、犬に比べると暑さには強いものの、いわゆる「夏バテ」状態になってしまう猫もいます。 特に、基礎疾患のある猫は注意が必要。ゴハンを食べなくなったり、隅の方でじっとしていたり、鼻が乾 ...

美術のなかの猫たち 猫ほど絵になる生き物はなし! ひねもすのたり 猫展

東京・銀座の画廊にはガラス張りになっていて、通りを歩きながら絵が見られる画廊が何軒かあります。シルクランド画廊もそのひとつ。この日は恒例の猫のグループ展を開催していて、外堀通り側の壁には大きな猫の絵が架かっていました。 キャプションを見ると、作者は日本画家・丸山友紀さん。動物画を得意とする実力作家。繊細でかわいい絵はこれまでも沢山見てきましたが、野生的で強そうな猫を描く印象はありませんでした。この絵は楽しげで華やかでありながら、迫力もたっぷりです。 線描を活かした独自の女性像で知られる日本画家・松谷千夏子 ...

猫の便やトイレ前後の行動を観察しよう

便の状態やトイレ前後の行動には、猫の健康を知る上で非常に大切な情報が 詰まっている。猫がトイレに向かったら観察することを忘れずに。 どんなオシッコ/ウンチが理想? 排泄物は個体差もあるので、普段の量や回数、便の状態やニオイを知っておくことが第一。猫がトイレを済ませたら便がいつもと変わりないかチェックしよう。何らかの異変が見られる場合は、膀胱炎や腎臓、消化器系の病気のサインである可能性も。 健康的なオシッコとは? 成猫は一度に40〜50㎖のオシッコを1日2〜3回するのが一般的といわれるが、量を量るのは至難の ...

猫のトイレトレーニング方法と粗相の対処

猫にトイレの場所を知らせるのは比較的簡単。砂を入れたトイレに猫を連れていき、一旦その場所で用を足したら、あとは同じ場所でしてくれる。万が一トイレを我慢したり、粗相が続く場合は何らかの原因があるので慎重にチェックしよう。 トイレトレーニング クンクン そわそわ 猫があちこちのニオイを嗅いでそわそわしはじめたらトイレのサイン トイレに連れていく トイレに連れていって砂の上に置く 排泄 砂のニオイを嗅いだり掘るようなしぐさの後に排泄する 距離をおいて見守る 凝視されると猫も嫌がるので、砂をかけトイレから出るまで ...

第22回愛猫ちゅ~る物語「困った時の ちゅ~る頼み」 猫びよりプラス賞

Presented byいなばペットフード株式会社 「仲良くなるきっかけに」、「お薬を楽しく飲んでもらえるように」、「爪切りを頑張ったご褒美に♪」……など愛猫や顔なじみの猫と「CIAOちゅ~る」にまつわるエピソード&写真を毎号テーマを変えて大募集!   脱走中の猫も戻ってくる 季節は秋。 子猫の頃、油まみれの姿で箱の中に入れられ捨てられてたミィコ。 猫アレルギーの姉が保護しました。 じいじに反対されましたがなんとか車庫で元気になるまで保護することに。 そのうち外は寒くなりじいじは仕方なく ...

漫画家ミツコさんちのうずめ 可愛すぎるこの子に何でもしてあげたい!

婚活女子のリアルな気持ちを描いて共感を呼んだ漫画『ピーナッツバターサンドウィッチ』などの作者ミツコさん。1匹の子猫を迎えてSNSにアップするとあまりの可愛さでまたたく間に人気者に。その溺愛ぶりが今度は多くの猫好きの共感を集めました。 「うずめがいなかった頃の人生を思い出せなくなる」ほどの沼にハマったミツコさんのうずめ中心の生活とは? 文・吉澤由美子/写真・ミツコ 待望の猫との暮らし 全員が犬派という家に育ちながら、大人になったら猫と暮らそうと夢見ていたミツコさん。猫と暮らすと決めてから準備に約5年をかけ、 ...

【ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット】逃げろ、可愛い猫が来た。衝撃のキャットフルコミック、2025年TVアニメ化決定!

©HAWKMAN・MECHA-ROOTS/MAG Garden   逃げろ、可愛い猫が来た。衝撃のキャットフルコミック、2025年TVアニメ化決定! 人間を猫に変えてしまうウイルスによりパンデミックが発生。人類は猫にモフられ、次々と猫になってしまう。 猫に触りたい、けれど触れば猫になる。猫好きにとっては天国のような地獄で、猫カフェの店員・クナギは、仲間たちとともに世界を取り戻す戦いに挑む。 猫びより編集部が今イチオシのコミック『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』。ゾンビ映画の猫版といったスト ...

第22回愛猫ちゅ~る物語「困った時の ちゅ〜る頼み」 猫びより賞

Presented byいなばペットフード株式会社 「仲良くなるきっかけに」、「お薬を楽しく飲んでもらえるように」、「爪切りを頑張ったご褒美に♪」……など愛猫や顔なじみの猫と「CIAOちゅ~る」にまつわるエピソード&写真を毎号テーマを変えて大募集! お風呂上がりの水分補給に ニャン吉は4年前の真夏、車の往来の多い国道沿いの歩道の植え込みに1匹でいたところを保護した子猫でした。今は単身赴任中の主人と一緒に暮らしています。ニャン吉は主人とお風呂に入るのが大好きで、お風呂の蓋の上で気持ち良く過ごしていま ...

お腹の中から健康寿命を延ばそう!猫のフードにかける酵素エキスが大活躍!!

監修:トーラス株式会社代表取締役社長・一般社団法人日本ペット歯みがき普及協会代表理事 赤津徳彦 可愛い愛猫との暮らしは幸せいっぱいですが、悩みも多いもの。特に、臭いのきついウンチや、掃除が大変な吐き戻しなどには、いくら愛する我が子とはいえ頭を抱えている飼い主さんも多いはず。ですが、それらのお悩みは、食物繊維と酵素の力を使ってお腹の中から解決できるんです! ほとんどの場合、キャットフードは加熱されているので、腸内環境を整える善玉菌を生きている状態で摂取できません。そこで、消化吸収をサポートしたり、免疫力を維 ...

美術のなかの猫たち 古典絵画の超絶技巧で描く猫ルネサンス 高根沢晋也さん個展

画家・高根沢晋也さんは、オーストリアに留学してウィーン幻想派の巨匠・ヴォルフガング・フッターに師事した経歴の持ち主で、ルネサンス絵画の技術を駆使する古典技法のスペシャリストです。 古典をリスペクトしながらも作品は現代的。そして好んで猫を描くことで知られています。そんな高根沢さんの個展が東京・銀座のギャラリー一枚の繪」で開催されたのですが、やはり猫がいっぱいです。 高根沢さんが描く猫の特徴はまずコスプレ。多くの猫がきらびやかな作品世界に相応しい衣服に身を包んでいるのです。例えば「縞姉妹」という作品では、ルネ ...

猫の日特別企画! 猫雑誌編集者たちのおすすめ猫本を紹介

2月22日は「ニャンニャンニャン」の猫の日! 猫を主役としたイベントや猫をモチーフにした限定グッズ、書店の中で猫に関する本を集めた猫本コーナーなど、たくさんの猫たちで街中がにぎわっています。 そんな猫の日を前に気合が入っている、猫雑誌「猫びより」「ネコまる」編集部の猫好き編集者たち。 今回は、そんな編集部のおススメの猫本を紹介していきたいと思います。 みんなしあわせ! 保護猫ビフォーアフター 猫専門誌「猫びより」「ネコまる」で取材した猫たちや、SNS で募集した飼い主さんからの投稿を収録した、2枚の写真と ...

美術のなかの猫たち 日本画の巨匠は猫大好き! 「安田育代 日本画展 いのち」

日本画とは、鉱物や貝殻を砕いて作った岩絵具を、膠(にかわ)と呼ばれる動物のコラーゲンでできた糊に溶かして絹や和紙などに描かれる絵画のこと。透明水彩や油絵具に較べても画材の扱いが難しく、創造性だけでなく、年季と職人的な勘を要求されるジャンルです。 そして、多くの美術関係者がまことしやかにささやくところによれば「なぜか日本画家には猫好きが多い!」のだそう。日本画における母子像の第一人者であり、長年第一線で活躍してきた安田育代さんもそのひとり。必ず1点は猫が出てくるので、猫好きとしても個展が楽しみな作家です。 ...

マンハッタナーズ2024春夏の新作は、お出かけもおうち時間も心弾むアイテムがいっぱい!

  画家久下貴史氏が猫たちからひらめきを得て描く、個性豊かな作品世界を分かちあうアート・ブランド「マンハッタナーズ」より、春夏の新作アイテムが登場です。 ちょっとしたおでかけにも便利なニットバッグ、愛らしい猫たちが並ぶショルダーストラップ、毎日の食卓を彩るグラスなど、明るく陽気な猫たちが心弾む毎日をお届けします。   伸縮性と柔らかさが特長のニットバッグはサブバッグでも、メインバッグとしても◎ 上:ニットバッグ NEW 「タンゴ3兄弟」 左:ニットバッグ「皇帝」 中:ニットバッグ「格子 ...