takabatake

2021/1/5

この世界の片隅で、ネコ。EP:108『猫島』

猫のいる島、いわゆる"猫島"が話題になって久しい。猫好きにとっての楽園とでも言うのだろうか。 僕自身は猫島へ行った事はない。行けばきっと猫達にまみれて、何百、何千枚も写真を撮って…おまけに帰れなくなりそう、たぶん住んでしまう。 だが、猫が多い島へは何度か訪れた事がある。どこの島も都会より猫が多いように感じる。車が少なかったり猫に寛容だったりするのだろう。 15年ほど前に訪れた宮城県のとある島。本土から連絡船でわずか20分ほど。特に観光名所もない小さな島だが、なぜかふらりと降り立った。 まだフィルムで写真を ...

2021/1/23

必死さに欠けるネコ#32 美脚コンテスト 沖昌之

    見よ!この脚線美! シュバッッ! お手入れは抜かりなく オリジナリティあふれるポーズで優勝!   「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。猫専門誌『猫びより』(辰巳出版)の「必死すぎるネコ」など連載多数。『ぶさにゃん』(新潮社)、『残念すぎるネコ』(大和書房)、 ...

2021/1/5

この世界の片隅で、ネコ。EP:107『待ち猫こず』

その子に会えるのは、いつもの場所、いつもの時間、下町のとある空地。 午後5時。町内無線から「夕焼け小焼け」のメロディが鳴り始める。そこでサチコが待っている。 「ミャ―」 挨拶のように鳴く三毛猫。こちらも「ニャー」と鳴きまねして頭をなでる。 休みの日の午後5時になると、サチコに会いに行くのが習慣になっていた。 特に餌とかおやつをあげるという訳ではない。ただ、そこに行き遊んだり膝の上にサチコを乗せて30分くらい撫でるだけ。 夕焼けに赤く染まるサチコと僕。そういう関係だ。 まるで午後5時を告げる時計の様な、休日 ...

2021/1/5

この世界の片隅で、ネコ。EP:106『居場所』

猫は暖かい場所を見つける名人(猫)だ。 エアコンの室外機、テレビや炊飯ジャーなど電化製品の上、西日を浴びた落ち葉のカーペット…。 お気に入りの場所で暖まっている猫を見ると頬が緩む。かわいい。 特に冬のひなた。陽を浴びて気持ちよさそうに眠っている猫。 触らせてもらうと、なるほど暖かい。干した布団の匂い。 猫は気持ちよさそうに眠ったままだ。 そして太陽が動くのだからひなたもまた動く。 おかしいのが猫もひなたと同時に動く、それも眠ったまま。 お昼ごろ、眠りこけている猫を撮り、しばし食事休憩。 小一時間してまた同 ...

2021/1/14

必死さに欠けるネコ#31 大きさ比べ 沖昌之

    昨日、こーんな大きな魚を食べたよ! 私だって、こーーんなに大きいのを食べたよ! なんの!ぼくなんてこーーーんなに大きかったよ! まだまだ!私のはこーーーーーーーーんなに大きなお魚だったよ!   「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。猫専門誌『猫びより』(辰巳出 ...

2021/1/14

この世界の片隅で、ネコ。EP:105『ねこのおまわりさん』

リード(紐)を付けた猫を見かける。室内飼いの子が散歩する時などに必要とされる。 猫をつなぎとめる行為には賛否両論あるだろう。 だけどそれぞれの「家庭(もちろん猫も含めて)」の事情がある。僕はその判断が正しい事を祈るのみだ。 リードをつけた猫で思い出す子。ある居酒屋の看板猫「タロ」は店の開店準備が始まる頃ぐらいから、長いリードをつけて外に出ている。 このタロ、看板猫どころかお店のある通りの主みたいになっていた。 本人も自覚があるのか、自転車に乗ったまま狭い通りを走る高校生に「シャーッ!」と威嚇していた。 ゴ ...

2021/1/14

この世界の片隅で、ネコ。EP:104『ねこおじさん』

『ねことじいちゃん』や『おじさまと猫』など、近頃は「男性と猫」を扱った作品が出てきた。 ちょっと驚きだ。一昔前なら「かわいいニャー」とか言いながら猫に近づいていく大人の男がいたら変な目で見られてただろう。 自分はやってたけど。(ちなみに学校の休憩時間に『猫の手帖』を愛読してた。教室内の反応は想像にお任せする) 女性は普通の猫好きから餌やりおばさん(善か悪かはここでは触れない)まで幅広くいた。 だけど二十年近く猫と関わってきたなかで「ねこおじさん」は確実にいた、息を潜めて。 たとえば昼休みの公園。ねことおじ ...

2021/1/8

神様・仏様・お猫様 神社仏閣の猫「雲林寺」山口県萩市

アウアウがネコビエ像まで案内してくれた 山門に向かうと、ネコビエ像が見えてきた。さらに行くと、驚く数の猫の彫刻が出迎えてくれた。雲林寺開教の年は定かでないが、創建した和尚の没後約400年になる。萩と猫には古くから縁があり、毛利家文書の中にもご法度として猫について書かれたものがあるらしい。また、城下町には「猫ノ丁」と呼ばれる界隈があり、毛利輝元の家臣長井元房と猫にまつわる伝説が残されている。 一番奥の部屋でたくさんの猫像に囲まれた角田住職とアウアウ 住職の角田慈成さんにお話を伺う。ネコビエ像は山口市在住のチ ...

2021/1/14

この世界の片隅で、ネコ。EP:103『ニャン生いろいろ、尻尾もいろいろ』

猫には様々な尻尾がある。短い子から長い子まで、個性豊かだ。基本的には長い、いかにも猫という感じの直線の尻尾もいいけれど…。 僕の住む九州は短い尻尾が多い印象をうける。 キャット・ストリートのケケ君は短くて鍵の字になっている尻尾。 よく仲良しの黒猫と友情の確認「しっぽクロス」している。黒猫も短い尻尾なので意気投合したのかとても仲良しだ。 ほとんど尻尾は絡まないがピタッと2本くっつけている姿はいじらしい。 若頭は長い尻尾の先端が折れ曲がっている。 いつぞやの夏か、三毛かあさんと猫じゃらし(エノコロクサ)で遊ん ...

2021/1/14

この世界の片隅で、ネコ。EP:102『ツッコミ』

普段はクール、それでいてカワイくてカッコイイ、それが猫だろうか。 だが猫と接していると天然ボケな面も散見される。結構「ツッコミ」どころ満載なのだ。 大阪人でなくとも思わず「そうなんかい!」と言ってしまうのだ。 長屋の猫。なんにでも興味を持ち遊びにしてしまう。 ある風の強い日、ビニール袋が飛んできた。 きっとワシャワシャして遊ぶんだろうな、すぐ飽きるけど。 ビニール袋を受け止めようと待ち構えキャッチする態勢。 …ところがそのまま顔にクリーンヒット…。 おもわず、なにしとんねん!とツッコミ。 チラリと僕を一瞥 ...

2020/12/31

必死さに欠けるネコ#30 謹賀新年 沖昌之

  あけましておめでとうございます! 本年もみなさんにとって良い年になりますように… 神様にお祈りしとくね! 2021 年も張り切ってまいりましょ~! 皆さま、猫さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。   「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。猫専門誌『猫びより』(辰巳出 ...

2020/12/31

必死さに欠けるネコ#29 年神様スタンバイ 沖昌之

  さてと、そろそろ出番かな ぼちぼち準備を始めますか よっこらしょっと 年神様、スタンバイ OK です! 皆さま、猫さま、本年もありがとうございました! よいお年をお迎えください   「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。猫専門誌『猫びより』(辰巳出版)の「必死すぎるネコ」な ...

2020/12/29

この世界の片隅で、ネコ。EP:101『おしり』

猫のどの部分が好きですか。目とか頭とか耳とか肉球…。 僕は「猫のお尻」が一番好きです。特に九州に来てから顕著にそうなりました。九州は短い尻尾が多くて、必然的にお尻が強調されている猫が多いのです。 「お尻好き」を決定づけた運命の「白い猫」がいました。 この町の繁華街から一本入った路地を歩いていた時。目の前を白い猫が横切りました。その時は「ああ、猫か」としか思わなかったのですが。白猫の前には塀。そこをピョーンと飛んで塀の上を歩き始める、その後ろ姿が…。 「!?」 僕は仰天しました。ボブテイルにより露になったお ...

2020/12/28

この世界の片隅で、ネコ。EP:100『ネコメシ』

猫がご飯を食べている姿。なぜあんなに愛らしいのだろうか。 カリッポリッカリッポリッ…。 心地よい音を立てて食す。 ピチャピチャピチャ…。 只の水なのだが小さな舌で懸命に飲んでいる姿。 チュパチュパチュパ…。 仔猫がミルクを飲む音。 愛おしい。 猫の食事は遅い。せわしないニンゲンの世界では何でも「速さ」が求められる昨今。 そんな時代には猫の食事の速度の「遅さ」が「優雅」に思えてくる。 フランス料理のフルコースを食べているかのような速度だ(猫はグルメだし)。 ワンちゃんには失礼だが「犬食い」というと日本では下 ...

2020/12/27

必死さに欠けるネコ#28 カウントダウン 沖昌之

  も~い~くつね~る~と~♪ も~い~くつ・・・ も~い kt・・・ ・・・・・・zzz   「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。猫専門誌『猫びより』(辰巳出版)の「必死すぎるネコ」など連載多数。『ぶさにゃん』(新潮社)、『残念すぎるネコ』(大和書房)、『明日はきっとうまく ...

2020/12/26

この世界の片隅で、ネコ。EP:99『猫コント』

グレーの毛が素敵なイケメン猫がいる。 胸に大きな鈴をつけて貰っているのが微笑ましい。 外国の方が住んでいる下町の家の子。 お宅のベランダと目の前にある小さな公園をのんびり行き来してどこか優雅な生活だ。 公園のベンチに座っているとヒョイと顔を出す。 手を伸ばせば頭を撫で撫でできる距離まで近づいてくるのだが 「…うーん。やっぱりいいよ」 と控えめでちょっと怖がりな子。 下町散策する際によくそのベンチに座って一休みするのだが…面白い。実に色んな猫が行き来してて。ひとつエピソードを。 グレーの子はいつもどこからか ...

2020/12/24

この世界の片隅で、ネコ。EP:98『リードの数だけ』

最近リードを付けた猫をよく見かける。それについては賛否がわかれるところだが、まあ飼い主さんはその猫をとても大切にした結果なのだろう。 駄菓子屋さんの看板猫はしょっちゅう脱走するそうで過去、何日か失踪した結果、リードを付けられることになった。最初は不満げで何か言いたそうだったらしいが、文句は言えない。 普段は店内で飼い主のおじいちゃん・おばあちゃんと一緒にウトウトしながら店番をやっているのだが、昼下がりになると「ニャー」と鳴く。飼い主さんも「はいはい」と応じて店の隣の小さな公園へ。長いリードを店の窓にくくり ...

2020/12/23

この世界の片隅で、ネコ。EP:97『猫社員』

ある時、ネットを眺めていると 『野良猫の「お巡りさん」、任命式で脱走…居心地が悪かった?(読売新聞オンライン2019年9月20日)』 という微笑ましい見出しが躍った。 でもよく考えたら…仕事についている猫は多い。 今までいろんなお店で猫たちと会ってきたが、印象としてはお米屋さんと八百屋さんに"猫社員"がいた。もちろん担当は「ネズミ捕り」。それでも昨今は衛生状態の改善と共に猫も「商売あがったり」だろう。 次に意外に多かったのが「理容室」。別に髪を切る訳でもなく、ネズミが多いわけではなく…。 給料泥棒ではある ...

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