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夏のお留守番はタイマー式自動給餌器におまかせ!

これからの季節、猫に留守番をさせて外出するのは心配ですよね。熱中症対策として涼しい部屋を設けたり、ひんやりグッズを置いておくという人も多いはず。また、特に気を付けたいのが置き餌です。特にウェットフードは暑さですぐに傷んでしまうので、下痢や嘔吐などの原因になりかねません。 そんな時に役立つのが、タイマー式自動給餌器「ペットニア2ミールフィーダー」。設定した時間にカバーが開き、1日2回までゴハンがあげられます。トレイの下に付属の保冷剤をセットすれば、ウェットタイプや半生タイプのフードも一定の鮮度をキープできま ...

猫だって……「さびしさをこらえる時もある」

田んぼに囲まれた丘の上にある美術館には、猫がいっぱい。通い猫である虎之介くんには、こんな思い出が……。 ボク、美術館の通い猫、虎之介。週末の美術館の開館日だけ、絵描きのママの車で出勤してるんだ。 10月のある土曜日、いつものように、お庭でカマキリをおちょくったり、マツボックリ集めをしたり、木登りしたりしてひとり遊びしていたら、キャリーケースを下げた人がやってくるのが見えたんだ。 美術館でいちばん古株のミー姐ねえさんとボクは、すぐに駆けつけた。だって、キャリーからは、知らない猫の匂いがしたんだもん。 やっぱ ...

猫小説『佐々木テンコ』第6章「戻れたね」其の二

n 猫一匹拾っても、世界は変わらない。でもその猫と家族にとっての世界は、まったく違うものになる。 実話を元にした猫小説、連載第10回。仕事先で病に倒れた「プ」がフランスから帰ってきた!久しぶりに一緒に遊んだら、プがこの家にいることが、やっと思いっきり信じられた。 夜にランが帰ってきて、「今日のテンコ」メモをプが読みあげた。 「久しぶりにテンコと雪山ごっこをしたら、ガブッってされた。痛かった。でも最後はペロペロしてくれた。ジャリジャリした舌が、もう、くすぐったいの、なんのって!」 「『今日のテンコ』メモも、 ...

猫がいるヤギミルクのソフトクリーム屋さん

宮古島の下地高千穂(ツンフグ地区)に、2020年6月にオープンしたヤギミルクのソフトクリーム屋さん「ツンフグ牧場」。 舎飼いでなく放牧にこだわり、自然の中でのびのびと美味しそうに草を食べているヤギのチョコちゃんとモカちゃん(ともに2歳メス)を眺めながら、無添加のソフトクリームをいただくことができる。 クセがなく、濃厚なのにスッキリした味わいのソフトクリームは、カップ(500円)、薄焼きでデトックス効果もある炭入りワッフルコーン(550円)、マンゴーなど季節のパフェやプリンソフト、コーヒーもある。 牧場長の ...

猫だって……「みんなの笑顔がうれしい」

靴箱に入れられて捨てられていたニケくん。今では、ママといっしょに預かり仔猫を育てたり、訪問セラピーで大忙し。 今日は、ボクのお仕事の日。家を出る前に、ママにリードを着けてもらうと、スイッチオンになるんだ。 今日の行き先は、介護付き有料老人ホーム。何回も行ってるから、もうおなじみの訪問先だよ。 ママは、CAPPっていうアニマルセラピー活動に参加してるから、こうやって介護施設や児童施設なんかへの慰問活動にボクを連れて行くんだよ。 ボク、お出かけが大好き。ニンゲンも大好き。小さい時からリリ先輩の慰問活動を見学し ...

島の風が吹き抜ける丘の宿猫

宮古島の中央部、小さな集落にある洗練されたインテリアの宿『またたびや』。4つの部屋はそれぞれ赤青黄緑のテーマカラーで内装が統一されていて、寝具はすべて心地良いリネン素材。部屋にTVはなくても、窓から見えるサトウキビ畑の風の音を聞き、屋上からは海に沈む夕日を眺め、ゆっくり流れていく時間を楽しむことができる。 元バーテンダーで料理担当の渡辺美幸さんは、幼少期から猫好き。2年島に住んだ後、野良出身の愛猫ねねちゃん・かかちゃん(ともに6歳メス)を連れて2016年11月に宿をOPENした。昨年初め、かかちゃんが猫白 ...

猫小説『佐々木テンコ』第6章「戻れたね」其の一

猫一匹拾っても、世界は変わらない。でもその猫と家族にとっての世界は、まったく違うものになる。 実話を元にした猫小説、連載第9回。仕事先のフランスで病に倒れた「プ」の元へ駆け付けた夫の「ラン」。ペットホテルで待つ「わたし」に事態は把握できない。それでも強く思った。「なにがあっても戻ってきなさい!」 この家には、キチンとしたお祝いごとや行事というものが、みごとにない。それでもお祝いしたいことはあるみたい。 ランの誕生日 プの誕生日 わたしが来た記念日 ボンビが来た記念日 年越し プはたまに 「子供がいたら、き ...

猫だって……「ありのまま愛されたい」

サビ猫の楓ちゃんは、自転車置き場暮らしから、保護猫カフェへ。ひっそりとケージの中にいる楓ちゃんの写真に一目ぼれをしたのは……。 アタシ、楓。 2歳くらいまで、駅の裏の自転車置き場の陰をうろついて、夜は自転車のカゴの中で寝てた。歩く時、ちょっと体が揺れるの。 「お外で暮らすのは、この子には酷すぎる」って、ボランティアの人が、保護猫ラウンジに里親探しを頼んでくれたの。 そんなアタシの写真をラウンジのホームページでたまたま見て、「かわいい……」ってため息をついてくれた人がいた。それが、今のアタシんちのパパ。 パ ...

猫だって……「初恋の彼をわすれない」

静かな住宅地の角にあるカフェの出窓で、今日もまだらちゃんは町の景色を眺めています。遠い昔、彼と暮らした原っぱは、もうないけれど。 アタシの名は、まだら。面倒を見てくれるエイコさんがつけた名よ。エイコさんは、娘のアヤコさんといっしょにここで、オーガニック・カフェをやってるの。 カフェには出窓があって、アタシはいつもそこに寝そべって、遠くを見てる。今はガソリンスタンドになってしまったけど、昔は空き地だった方をね。 通りかかる人が、アタシを見て微笑んだり、声をかけたりしてくれる。自転車から下りて撫でていく人もい ...

ネコのとなりに [第14回]寄る辺

ネコは身近な動物で、ヒトの社会の中で暮らしています。そのため野生動物とは異なり周囲の環境も含め、ヒトがいてネコは生きていけると思うのです。ヒトとヒトの間に繋がるいのち。今を生きる友達として向き合いながら、街の中にネコのいる風景が時代は変わってもあり続けてほしいと願うばかりです。 写真・文・イラスト平井佑之介 ▲木陰で白い毛がとても目立っていた。1本の木がお気に入りのようだ。 ▲9年前の“さくら”。話しかけてくるような透き通った目をしている 日差しを燦々と浴びる気が1本生えている。根元で日向ぼっこをしている ...

猫小説『佐々木テンコ』第5章「ランからの、はじめてのお願い」其の二

猫一匹拾っても、世界は変わらない。でもその猫と家族にとっての世界は、まったく違うものになる。 実話を元にした猫小説、連載第8回。仕事でフランスに旅立った「プ」と電話が繋がらず、いぶかしむ「ラン」。翌日かかってきた電話に涙する「ラン」を見て、「わたし」は確信する。どうでもよくないことが起きている。 ランが言った。 「テンコ。明日から俺は遠くに行くから、今からあなたとボンビを猫専用のペットホテルに預けなければならない。 迎えに来られるのは何日後になるかは分からない。キャリーケースに入るのも、よそで過ごすのも嫌 ...

芳澤ルミ子のぶらにゃんこ 第8回

渋谷から東急田園都市線に乗って10分ほど、今回は世田谷区をお散歩です。サザエさんでおなじみ、磯野家が暮らす桜新町。そのお隣「用賀」には桜の名所として有名な緑豊かな砧公園。流石、住みたい街ランキング上位をキープする世田谷区、穏やかで気持ちのいい雰囲気が広がります。 今日は、21年2月22日にオープンした「ねこハウス222」に、猫店長がいると聞いて訪ねました。お店を探しながら歩いていると、大通りの歩道からガラス越しに招き猫(しらたま店長)を発見! 道行く人たちは足を止めて声を掛けていきます。 こちらは猫のプレ ...

猫だって……「愛されたら愛され顔になる」

ゆめくんは、ニンゲンが大好きなおっとりやんちゃ猫。愛され顔のヒミツは、6人のママが降り注いでくれた愛情にあるようです。 「ゆめって、ほんとに愛され顔だね〜」 ボク、いつもそう言われるんだ。おうちのママからも、ボクに会いにくるママたちからも。 そう、ボクには、産んでくれたママのほかに、人間のママが6人もいるの。拾ってくれた、さとママ。交替で育ててくれた、4人のママ。ボクをおうちの子にしてくれた、ゆうこママ。 みんなで「ゆめ坊、すくすく大きくなあれ」って育ててくれたの。 ボクの左目、仔猫の時にウイルスが入った ...

第13回 愛猫CIAOちゅ~る物語「CIAOちゅ~るをおねだり」猫びより賞

Presented byいなばペットフード株式会社 「仲良くなるきっかけに」、「お薬を楽しく飲んでもらえるように」、「爪切りを頑張ったご褒美に♪」……など愛猫や顔なじみの猫と「CIAOちゅ~る」にまつわるエピソード&写真を毎号テーマを変えて大募集! 見て見て! 愛しいこの表情! うちの小梅はCIAOちゅ~るが大好き! 「おいしくて耳が勝手にイカ耳になっちゃうにゃ~」と言わんばかりに、ちゅ~るを食べると必ずこの顔になっちゃいます(笑)。 (埼玉県 ロポ) 募集内容 みなさんの“猫”と“CIAOちゅ~ ...

猫だって……「ずっとの我が家がほしい」

家族にしてくれた人との二度の別れを経験した三毛猫たまちゃん。 ずっとの我が家が見つかるのを保護猫カフェの片隅で待ちわびていました。 アタシの名は、たま。一度見たら忘れないお顔なんだって。「お鼻に墨がついてるよ」ってよく言われるわ。 アタシ、今でもお客さんが来ると、お布団の奥に隠れちゃうの。もうどこにも連れて行かれないってわかってはいるんだけど。 最初に暮らしたお父さんは、アタシのこと、すごく大事にしてくれた。夜通しの仕事が多かったけど、アタシ、お利口にお留守番してたの。 だけど、お父さんはアタシの猫缶を買 ...

猫小説『佐々木テンコ』第5章「ランからの、はじめてのお願い」其の一

猫一匹拾っても、世界は変わらない。でもその猫と家族にとっての世界は、まったく違うものになる。 実話を元にした猫小説、連載第7回。入院先の動物病院から無事帰宅した「わたし」を迎えたのは新入りの「ボンビ」。避けようとしても「ニャッホ~」と鳴いてスリスリしてくる。マイペースぶりに、何だかどうでもよくなってきた「わたし」だった。 ボンビはわたしの真似をする。 ボンビがオシッコを失敗したのは、最初のいっかいだけ。それからはわたしの臭いのついたトイレでキチンと用を足し、失敗をしたことはない。わたしはたくさんのトイレを ...

猫だって……「邪魔な命なんかひとつもない」

居候していた牧場から「保健所行き」の宣告が! 危機一髪のちくわくんを迎えてくれたのは、ひとつ屋根の下で、ワケアリ猫たちが暮らす里山でした。 オレ、ちくわ。この前まで、とある観光牧場で暮らしてた。といっても、オレが勝手に居着いちゃっただけなんだけど。 ノラだったオレが、空腹のあまり入り込んだとこは、牛やら羊やらいっぱいいて、休日には家族連れでにぎわう大きな観光牧場だった。ここは動物好きが集まるところなんだと安心して、居候を決め込むことにしたんだ。 ご飯は、スタッフやバイトのお姉さんや、お客さんがこっそりくれ ...

ボブはいつでも完璧だった——。ジェームズ・ボーエンが語る 映画『ボブという名の猫2 幸せのギフト』

ミュージシャンを志したものの様々な困難に遭い路上生活者となった青年ジェームズと一匹の野良猫ボブ、ふたりの奇跡の友情を描いた書籍『ボブという名のストリート・キャット』(辰巳出版)をはじめとしたシリーズは、世界中で愛され、1000万部を超えるベストセラーとなりました。2016年にはシリーズのうち1、2作目『ボブという名のストリート・キャット』『ボブがくれた世界』を原作とした映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」を公開。ボブ自身がボブの役を演じたことでも話題となりました。そして2022年2月には第2作「ボブ ...