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本屋さんが選ぶ猫の本

猫好きはじめました

愛猫のQ太郎(1歳オス)。堀内さん曰く「性格は怖がり」

幼い頃のQ太郎

このような場所で白状するのは憚られるのですが、私は元々犬派でした。それが今では犬も猫も派閥なんてないという考えに至っています。両方大好きです。

猫好きになったきっかけは、猫を飼っている同僚宅にお邪魔した際に、一匹の猫が私の膝で眠ってくれたことです。それまでは、猫とは無愛想で、靡かず、こと初めて会う人に気を許すことなど全くないと思い込んでいただけに、膝枕ができたことに大いに感動し、「この可愛い生き物と一緒に暮らしたい!」と決意しました。

初めて動物を飼うということもあり、一生責任を持てるのか、書店員ですのでたくさんの本を読み漁り、調べに調べた上で決断に至りました。同じく犬派であった妻の説得は大変でしたが、「猫を身近に置くと皆その可愛さにやられるので飼ってしまえばこちらのもの」という先輩猫飼いの助言を得て、それはQ太郎を迎えることで現実となり、今に至ります。

彼と過ごしてまだ一年半ほどですが、自由な振る舞いを見せることで新しい物差しを、そして心に大きなゆとりを与えてくれる彼が愛しくてなりません。

 

教科書通りにやられた

『猫語の教科書』
著・ポール・ギャリコ 訳・灰島かり ちくま文庫
定価:638円(税込)

そんな私が紹介する猫本は、『猫語の教科書』です。私が唯一犬派の頃から持っていた猫本です。

それだけでも名著であることの証左になろうかと思います。第一章「人間の家をのっとる方法」で始まるこの本は、著猫が野良猫や子猫たちに向けて人間と共に生きる術を説いた教科書です。

Q太郎ももちろん読んでいるのでしょう。我が家も全くもって支配されました。読むと、このかわいさの裏にはこんな策略が! と驚かされるばかりですが、翻って、この仕草であれば今はこういう気持ちだなと人間にも学びを与えてくれる大変ありがたい本です。

残念ながらこのコーナーは今回で終了と聞いています。いつか復活することを祈りつつ、猫本も猫好き書店員も尽きませんので、皆様には変わらずこれからも書店の猫本コーナーへ足を運んでくださることをお願い申し上げます。

 

ジュンク堂書店 三宮店 店長 堀内理おさむさん

 

猫に寄り気味な動物写真コーナーと堀内店長

ジュンク堂書店発祥の地、神戸三宮センター街の三宮店

ジュンク堂書店 三宮店
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