本堂前の常香炉の下で参拝客を迎えるシャア 行円上人が寛弘元年に開基した「天台宗 革堂行願寺」は、千年以上の歴史を持つ。元々は一条通りにあったが、天災や戦乱等で移転を繰り返し、江戸時代に現在の場所へ移り替わった。ご本尊「十一面千手千眼観世音菩薩」が祀られ、西国三十三所観音霊場の一つでもあるので、多くの参拝客で賑わっている。 『徒然草』第八九段の「猫また」の談に行願寺が登場することを知る。古よりの猫とのゆかりに思いを馳せながら境内に入ると、所々で猫が出迎えてくれた。 百体地蔵堂の前に立つボス。まるでお地蔵様を ...