この世界の片隅で、ネコ。EP:101『おしり』

猫のどの部分が好きですか。目とか頭とか耳とか肉球…。

僕は「猫のお尻」が一番好きです。特に九州に来てから顕著にそうなりました。九州は短い尻尾が多くて、必然的にお尻が強調されている猫が多いのです。

「お尻好き」を決定づけた運命の「白い猫」がいました。

この町の繁華街から一本入った路地を歩いていた時。目の前を白い猫が横切りました。その時は「ああ、猫か」としか思わなかったのですが。白猫の前には塀。そこをピョーンと飛んで塀の上を歩き始める、その後ろ姿が…。

「!?」

僕は仰天しました。ボブテイルにより露になったお尻。それを右に左にゆさゆさと揺らしながら歩く白猫。

これこそまさにキャット・ウォーク(合ってますかね?)!

なんてセクシーでなんてカワイイんだ…猫のお尻ってこんなに魅力的なんだ。

それが始まりでした。

その時はカメラを持ってなかったので、ただただ見惚れているだけでした。

「あのお尻は記録しなければならない」

へんな使命感の元、その場所へ通う事十数回。お尻の女神はなかなか現れてくれません、もしかしてあれは幻…そう思い諦めかけた時!

やっと女神は降臨したのです。優雅に歩く白猫、それに追随する僕。熱にうなされた様に何度もシャッターを切りました。そしてそして。現像されたネガを見ると…ばっちりとあのお尻が刻まれていました!

思わずガッツポーズ!

後日、猫好きの友人に半ば興奮しながら写真を見せると

「変態だあ」

…。

冷静になってみると何も言い返せない僕がいました。

 

写真・文 横尾健太
Twitter 猫島警部 @nekojimakeibu

熊本市在住。1999年より細々と猫写真を撮り始めて今では太々と猫に浸かる。2016年熊本地震で被災、一時的に東京へ避難。その先で様々な人と猫に癒されお世話になる。「ネコまる大賞」「猫の手帖キャネット大賞」「よみうり写真大賞ファミリー部門季節賞」受賞。使用機材:通常はニコンのD800、旅先はペンタックスのKP、夏はニコンのnikon1 J5。でも機材にこだわりはありません。

プロとはそれで生活できる人だと思うので、アマです。なにもかも脇が甘い性格。写真におけるスタンスは皆無です。猫さまを見ると興奮して「あ、あ、あ」となり何も考えずにシャッター切ってます。「猫を使って金儲け」よりも「金を使って猫儲け」したいな。いろんな猫に出会いたいです。

-猫びより
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