この世界の片隅で、ネコ。EP:68「クロネコ」

猫の柄・模様は24種類あるそうだ。その中でも特に黒猫が好きだ。理由は黒色がファッションでもインテリアでも好きだからだが、黒猫はそれだけじゃない。

彼らは総じてどこかミステリアスで賢いイメージがある。

東京・神楽坂もんじゃの営業部長、クロミちゃんは体はとても小さいのだが、目が大きくて相当な美人だ。

それでいてお転婆だが接客はなかなかのもの。初めてのお客さんが抱っこしても怖がらず触らせてくれるのだ。

このお店で今まで敬遠してたもんじゃを初めて食べた。とても美味しくてはまってしまい上京したら必ず訪れる。

 

横浜で出会う黒猫のクーちゃんはカメラが好きだ。触ろうとすると逃げるのだが、レンズを向けると

「なになに?それなに?」

といった感じで近づいてくる好奇心旺盛な猫だ。ちなみにカメラの色は黒、自分と同じ色で気になるのだろうか。

 

下町のツキノワネコ。ツキノワグマみたいに胸に白毛があるからそう呼んでいる。彼はとてもアクティブな性格。

手を差し出すと「遊んで!」と言わんばかりにやってくる。

たまに熱くなって引っ掛れたりするのだが、そんな時「あっ、ゴメン」と申し訳なさそうな顔になるのが可笑しい。

少し前に黒猫は写真映えしないので人気がない、と話題になった。だけどすべての猫好きはこう思っただろう。

「黒はもちろん、白猫も三毛猫もサバ猫もその他も…インスタ映えしますよ」

理由なんてきっとない、理由なんていらないのだ。好きになった猫が黒猫だっただけなのだ。つまり。

黒猫、だーい好き(某CM風に)。

あ、いつもお世話になっている某運輸会社がやってきた。それでは。

TEXT&PHOTO/KENTA YOKOO

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