「塵も積もれば縁となる」 中心街の路地を一本入った古いお寺に、茶トラの子猫が迷い込んだ。もともと猫好きなお寺の方が世話する事になった。 これがやんちゃでやんちゃで。 小さな境内を縦横無尽に走りまくり、木に登り降りられなくなる。 これの繰り返し。 苦労も絶えなかったが笑いも絶えなかったという。 そして一年経ちあの子猫も大きくなり、すっかりお寺の子に落ち着く。 するとまたサバトラの子猫が迷い込んできた。 またまたお寺は世話をする事に。今年は同じ境遇の兄貴分がいる。よくできたもので茶トラは子猫の世話を焼く。 茶 ...