歴史ある喫茶店の看板猫・ネコちゃん@三ノ輪橋「白鳥」

取材・平野敦子

お客様の席へ行くネコちゃん

都電荒川線の三ノ輪橋駅からすぐのレトロなアーケード商店街、ジョイフル三の輪にある喫茶店&スナック「白鳥」には、ネコちゃん(5歳♀)という元気で愛くるしい看板猫がいます。

走り回って遊ぶのも好き

ネコちゃんと命の恩人の光一さん

店主の金沢光一さん、香代子さんご夫婦と息子の一良さんが営むお店には、数年前まではとても人なつこいミーちゃん(推定10歳♀)もいたそうですが、ある日行方不明になり、手を尽くして探したものの戻って来なかったといいます。光一さんのお母様が始めたという60年以上続くこちらのお店は、テレビの取材を何度も受けたこともあり、猫好きの女優の鈴木砂羽さんも、まだミーちゃんがいたころに訪れてツーショット写真を撮ったとか。

寝転がって休憩タイム

お客様がいても超リラックス

成猫になって迷い込んで来たミーちゃんと、子猫のときに光一さんに保護されたネコちゃんのテリトリーはお店の中が中心。3階の自宅には、東日本大震災のときに引き取った脚の悪い保護犬のチワワ1匹、家で産まれた猫1匹がいるとか。「犬はもともと好きで飼っていたんです。たまたま、こことは別の仕事場の近所で子猫を見かけたと聞きましてね。最初は姿が見えなかったんですが、呼ぶとようやく出て来ました。里親を探すつもりでしたが、情が移ってしまって店で飼うことになったんです」と光一さん。それが初めての猫で、忙しい中、一時は7〜8匹いたという子猫たちを育て上げた動物好きの一家が営むお店は、なんだかとても居心地がいいのです。

なつかしのナポリタン

お店の入り口もレトロな佇まい

白鳥
東京都荒川区南千住1-16-4
TEL 03-3807-0554
営業時間/喫茶8:00~15:00、スナック19:00~24:00
定休日/喫茶 日曜、スナック 月曜

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