猫びより

必死さに欠けるネコ #17 鼓腹撃壌 沖 昌之

2020/07/18

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#17  鼓腹撃壌

 

 

有猫、含哺鼓腹、撃壌而歌曰

(とある猫がおり、口に食べ物をほおばり腹つづみみをうち、足踏みをして調子を取りながら歌いながら言うことには)

 

 

日出而食、日入而息。

(日が昇れば食べ、日が沈んだら休む。)

 

 

息而飲、息而食。
人力何有於我哉。

(昼寝をしては水を飲み、また昼寝をしては食事をする。人間の力なぞどうして私に関わりがあろうか、いやない。)

 

 

【この歌の意味】

一見して人間をけなしているように見えるが、人間の働きを猫に意識させることなく、猫が豊かな生活を営むことができている世の素晴らしさを表現している。

 

「必死さに欠けるネコ」

沖 昌之
Presented by 猫びより

沖昌之 Oki Masayuki
猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。猫専門誌『猫びより』(辰巳出版)の「必死すぎるネコ」など連載多数。『ぶさにゃん』(新潮社)、『残念すぎるネコ』(大和書房)、『明日はきっとうまくいく』(朝日新聞出版)、『にゃんこ相撲』(大空出版)など著書多数。2017年刊行の代表作『必死すぎるネコ』(辰巳出版)は5万部突破のベストセラーに。」