写真集『ほぼねこ』大ヒット記念企画 #ねことほぼねこ 優秀作品発表

ネコ科の大型猛獣たちの「ほぼ、ねこ」な写真集『ほぼねこ』(RIKU著)の大ヒットを記念してX(Twitter)で行われた「#ねことほぼねこ 写真投稿コンテスト」にたくさんのご応募をありがとうございました!

お題のトラやユキヒョウにそっくりな猫写真や、大きな猫(ほぼねこ)たちの写真など、猫愛(ほぼねこ愛)たっぷりの写真が集まりました。

なかでも秀逸で心あたたまる作品を4点、優秀作品としてご紹介いたします。優秀作品は5月発売予定の『ネコまる』夏秋号にも掲載されます。

選者:RIKUさん、『ほぼねこ』担当編集者

 

お題①:「ニャ~!と鳴くねこ」(ユキヒョウ)

写真:『ほぼねこ』(RIKU著)より

受賞者:猫のテトさん

家族になって4日目の「ニャ~!」

テトくんは現在1歳の男の子。飼い主さんが保護猫シェルターを訪れた際に、テトくんがケージの柵から手を出しており、そっと握ったら喜んで「ニャ~」と鳴いたのが決め手となって家族として迎え入れたそうです。

そして家族になって4日後に撮影したのがこちらの写真。この表情からもわかるとおり、とっても甘えん坊で毎晩飼い主さんの腕の中で眠ります。コロンと転がってお腹モフモフをおねだりしちゃうことも。チャームポイントは、アームカバーを着けているような両腕の模様。まだ幼いながら、猫じゃらしを狙っている時の姿はネコ科の野性味を感じるそうです。

X(Twitter):@cat_tetoteto

選評:まっすぐな瞳とチラ見えのキバ、マズルと口角の上がった全力の「ニャ~!」が「ほぼねこ」にそっくり! 遠慮なく甘えてくれる姿がとっても愛おしくなります。

 

お題②:「コテンと転がるねこ」(ライオン)

写真:『ほぼねこ』(RIKU著)より

受賞者:sasamiさん

大福餅のような魅惑のコテン

無防備なコテンポーズで真っ白なお腹を披露してくれたのは、2歳の大福くん。背中には豆大福のような丸い模様がついているんだそう。人懐っこい性格で、寒い日はストーブの前から離れず、スイッチが入っていなくてもストーブの前で待っているという、野性からかけ離れた気ままな生活を送っています。一方で、窓の外に鳥や虫がとまると網戸をよじ登って捕まえようとする、好奇心旺盛でワイルドな一面も。

飼い主のsasamiさんは各地の動物園で撮影したマヌルネコの写真をSNSに投稿しています。モフモフで表情豊かなマヌルネコたちにも注目です!

X(Twitter):@sasami06854503

選評:ポーズや表情はもちろん、まるで着ぐるみのような胸元の「縫い目」までが「ほぼねこ」の子ライオンにそっくりで思わず笑ってしまいました。

 

お題③:「天使の寝顔のねこ」(ホワイトタイガー)

写真:『ほぼねこ』(RIKU著)より

受賞者:ユキノさん

強気女子たちも寝顔は天使

猫のルキーノさん(14歳)と、アムールトラの月さん(4歳)の寝顔コラボで受賞です。

ルキーノさんは抱っこがキライで、たまに威嚇したり唸り声を上げたりする、忖度なしの性格。でも、冬だけはニンゲンと一緒に寝てくれたり、気が向くとスリスリと甘えてくれる、まさにツンデレお嬢様。

ほぼねこな寝顔の月さんは、いしかわ動物園で暮らしています。自由奔放なおてんば娘で、以前は展示場の設備を壊す破壊王だったそうです。実は怖がりな一面もあったり、最近はお姉さんになって少し落ち着いてきたとのこと。多面性があるところは「ねこ」も「ほぼねこ」も同じですね。

X(Twitter):@yukino_lr

選評:強気な女子たちの安心して眠る姿に頬が緩みます。ちんまりとしたホワイトタイガーの赤ちゃんよりも貫禄たっぷりな寝顔を見せてくれました。

 

お題④:「ぴったり甘えん坊ねこ」(アムールトラ)

写真:『ほぼねこ』(RIKU著)より

受賞者:ちぼさん

ねことほぼトド!?

「ねことほぼトド」のコメントとともに投稿されたのは、こもちくん(5歳)と茶々くんの仲良し寝んね写真。

白黒のこもちくんは、怖いもの知らずで好奇心旺盛、自我が強くて何でも自分でやりたがるしっかりもの。野良の母猫が庭に連れてきたところを保護されました。先天性の脳障害があり盲目で、獣医師からは「大きくなれないかも」言われましたが頑張って大きくなりました。

トラのような大きな体の茶々くんは、ある日シレッと家に入ってくるようになったのがきっかけで家族の一員に。庭に鳥や外猫が来ると大興奮でクラッキングや威嚇のオンパレードだそうです。

X(Twitter):@KomoChibo

選評:猫やネコ科動物は「孤高」と評されることがありますが、彼らもこうして家族や仲間に甘えたり、愛情深く関わり合っていることに改めて気付かされます。見ているこちらまで幸せな気持ちにさせてもらいました。

 

おわりに――ねこもほぼねこも幸せであれ!

『ほぼねこ』の著者RIKUさんは、写真集のあとがきでこのように語っています。

最初は動物たちの気高い雰囲気に惹かれて撮影をし始めましたが、撮影を続ける中で、どんな動物も喜怒哀楽の豊かな感情を持ち、家族や仲間に対し人間と変わらない愛情を持っていることを知りました。

今回、『ほぼねこ』のような猫たちの写真をたくさんお寄せいただき、改めて、猫たちの表情の豊かさや愛情深さを感じられました。

動物園で暮らすネコ科の大型動物「ほぼねこ」たちも、猫と同じように豊かな感情を持ち、家族や仲間同士、強い絆で結ばれています。動物園を訪れる機会があったら、ぜひ「ほぼねこ」たちの「表情」や「気持ち」に注目してみてください。

きっと今まで知らなかった一面が見られるはずです。

美しく愛らしい「ねこ」と「ほぼねこ」たちが、みんな幸せでありますように!

たくさんのご参加、まことにありがとうございました。

(Text by Kobayashi Yuko)

 

書名:ほぼねこ
著者:RIKU
発行:辰巳出版
撮影地:旭山動物園(北海道)、大森山動物園(秋田県)、伊豆アニマルキングダム(静岡県)、浜松市動物園(静岡県)、いしかわ動物園(石川県)
※本書の収益の一部は撮影地の動物園と、能登半島地震で被災した「のとじま水族館」に寄付されます

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https://books.rakuten.co.jp/rb/17687322/

 

<著者>
RIKU
愛犬のミニチュアダックスフンドを飼い始めたことをきっかけに一眼カメラを購入。2016年に動物園でトラとユキヒョウを見て動物の美しさに感銘を受け、本格的に写真を撮り始める。会社員として働きながら、休日に日本全国の動物園に足を運び、主にネコ科動物を撮影。SNSを中心に作品を発表し、Instagram、Xなどの総フォロワー数は20 万人を超える。
Instagram:riku_0710
X:@rikunow

本件に関するお問合せ:辰巳出版
info@tg-net.co.jp

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