猫びより秋号の企画「保護猫ビフォーアフター」にご応募いただいた皆さん、ありがとうございました!
本誌に掲載しきれなかった素敵なエピソードの数々をご紹介します。「出会った頃」と「現在」、2枚の写真からは、さまざまなドラマや家族の愛が垣間見えます。
●東京都 雨ちゃん
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バステト(3ヶ月♂)。家に来て1日目の写真ですが、母猫と離されて知らない人に知らない場所へ勝手に連れてこられて怯えている表情をしてます。ずっと鳴いていて、何だかこれで良かったのかと見ていて切ない気持ちになったと同時に、この子を絶対守らねばと誓った日でもありました。
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現在2歳。貫禄が出てきました。バステト(通称テトくん)がお気に入りの窓際のベッドで寝ている姿を撮ろうとしたら見つかってしまいました。仰向けで足を組んでいるのが最高に可愛くてバスローブにバーボンでも用意してあげたいくらいです。
うちには柴犬もいるのですが、最初の頃はお互い牽制し合って仲良くなれるか心配でしたが、今ではテトくんの方が犬の方にくっつきにいき一緒に寝ようとします。柴だからかベタベタされるのは好きではなく、寝る時は1人で寝たい派なので、いつもあっち行けと吠えられます。結局テトくんは犬から少しだけ離れた場所で寝てるのがとても微笑ましいです。寝る時以外は仲良しな犬猫兄弟です。
●神奈川県 タビー&ハニー
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アナスタシア(3週間♀)。残暑厳しい2019年9月の昼、近所の駐車場で目がふさがった状態の子猫が鳴きながら妻の元に走ってきました。親猫の姿は見えず、台風が迫っているとの予報があったので、保護しました。
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2022年、3歳になった頃。こんなに大きくたくましくなりました。比較のためにビフォーの写真と同じTシャツを着て撮影しました。ミルクから育てた、とても思い入れのある子です。我が家の4にゃんの最年少ですが、自己主張が強く、体力も有り余っているので、他の子たちからはウザがられています。
●熊本県 ありちゃん
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マロン(2,3ヶ月♀)。生まれたてで用水路に落ちたところを職場の方が助けて、縁あってうちの子になりました。うちに来たときは260gしかありませんでした。この写真は、カメラの前で変な声を出している飼い主にびっくりしたときの顔です。
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今年で2歳になりました。みんなに可愛がられて、今では他の保護した子猫たちの面倒を見てくれたり、とびきり優しいお姉さんになってくれています。写真は大好きなお姉ちゃんとの一枚です。
●山口県 こばん
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初めてうちに来た日。ちょっと緊張気味です。双子のきょうだいで、男の子がいちご、女の子がさくらです。
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3歳になりました。飼い主は猫にとってお気に入りの寝具です。小さい時からいつも一緒の2匹。寒い時期はぴったりくっついて過ごしています。
●千葉県 まめたろーまま
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段ボール箱に捨てられていた赤ちゃん猫を保護してすぐの写真です。どれくらい小さいのか家族に伝えるために、セロハンテープと並べて撮りました。あまりにも小さい(100g)男の子だったので、「まめ」と名づけました。獣医さん曰く、初乳を飲んでるかもわからない状態、生まれて数時間で捨てられたのではないか、と。
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1歳の誕生日に記念として撮った写真です。初乳を飲んでいない可能性が高く、死ぬかもしれないと言われた子がこんなに大きく成長したこと、その生命力に感動しました。セロハンテープサイズだったまめは、今では5kg近くあります。もう「豆」ではない……(笑)。
兄弟もおらず、猫と関わらずに育ってきた上、実家にいる凶暴なチワワと暮らしてきたせいか、猫パンチより先に噛みつこうとします。本猫は甘噛みのつもりなのでしょうが、すごく痛い(笑)。でもチワワには噛みつかないんです。やはり「兄」と思っているのでしょうか。
⭐︎次回もお楽しみに!
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