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動物と飼い主に寄り添う、 60年続く動物病院

取材・平野敦子

入り口にはなんと井戸が!

招き猫発祥の地として知られる豪徳寺にある「吉池獣医科病院」。吉池薫院長の父で、獣医師歴60年になる名誉院長の吉池渡先生の代から、この地でホームドクターとして親しまれています。中には三代で通っているご家族もあるとのこと。取材当日も渡先生が猫の診察をしていました。

もともと犬や猫などの動物たちがいつも身近にいる環境で育った薫先生も大の動物好き。これまで10匹のマイ猫たちと暮らしてきたそうですが、2年前にさまざまな病気が原因で、2歳と2ヶ月で亡くした猫のペットロスが今も続いているそう。

薫先生は「患者の猫さんに処置するのは平気なのですが、自分の猫には針を刺すのをためらうこともあるんですよね」と笑います。

繊細な猫たちの診察には特に気を配り、外来時間中の犬との接触をなるべく避けるために、猫専用の予約診療も行っているそうです。

こちらの病院には保護犬のサラちゃん(6歳メス)、父島からやって来た元ノネコのパパチョ君(12歳オス)、通称ちゃっち君こと武蔵丸君(10歳オス)、ネグレクトから救い出されたスピカちゃん(4歳メス)がいます。子猫のときに縁あって保護された武蔵丸君は渡先生の飼い猫のため、ほぼ病院の2階で過ごしているとか。

サラちゃんと薫先生

病院でトイレの使い方を学んだパパチョ君

渡先生が大好きな武蔵丸くん

かなりビビリなスピカちゃん

「縁あって私が飼った猫たちは、もともと病気を持っていた猫も多くて、割と短命な猫が多かったですね。もちろん治療にはベストを尽くしました。それでもなかなか次の猫を迎える心の準備が整わなくて」と語る、心優しい薫先生だからこそできる診療があるのです。

吉池獣医科病院

東京都世田谷区豪徳寺1-38-11
TEL 03-3420-7711
診療時間/9:30~12:00、16:00~18:30
休診日/木・日曜、祝日
https://yoshiike-vh.com

-猫びより

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