ネコは身近な動物で、ヒトの社会の中で暮らしています。そのため野生動物とは異なり周囲の環境も含め、ヒトがいてネコは生きていけると思うのです。ヒトとヒトの間に繋がるいのち。今を生きる友達として向き合いながら、街の中にネコのいる風景が時代は変わってもあり続けてほしいと願うばかりです。 写真・文・イラスト平井佑之介 南北に延びる島には南と北にそれぞれ港があり、潮風対策にコールタールを塗布した木造住宅が軒を連ねる。島のちょうど中央には今は廃校になった小学校がある。 学校に向かう道からは、どこまでも遠くに見える水平線 ...