猫びより

この世界の片隅で、ネコ。EP:30「顔」

2018/11/16

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「顔」

“熊本のキャット・ストリート”と呼んでいる通りがある。飼い猫、地域猫、その他猫が夕方になるとどこからとなく集まってくる。

そこで色々な猫を観察している。美猫・ブサ猫・デブ猫…。

特に思うのが最近の猫は全般的に顔が小さいように見える。芸能人と一緒なのだ。個人的には顔の大きな猫の方が好きなのだが。

時代劇、歌舞伎の主役は顔の大きな役者が多い。テレビや舞台で”映える”からとされている。

デカ顔、ケケ君もそのうちの一匹だ。それに彼は顔も大きいが顔も”広い”。いろんな猫と知り合いだ。決してボスという訳ではなく皆と対等に接している。


それ故に、みんなの代表になっている。

キャットストリートに新顔のワルがやってきた。ちなみに小顔のイケメンだ。ケケ君がたまたま不在だったので彼の相棒のハチワレが相手をした。タイマン勝負。見合って見合って…大分長い間、膠着状態が続く。そこへケケ君が戻ってきた。

気の良い彼だ。「なにやってるんだい」くらいな気持ちだったかもしれない。

ワルは不意をつかれたのか、それとも「あっ!こいつがボスだったのか」と思ってビビったのか。凄い勢いで退散。ケケ君、してやったり。相棒のハチワレもビックリしていた。

そこで思う。

顔の大きさはボスの必須条件に入るのではないか。大きいと自己を”主張”している。たしかに何処のボス猫も大抵”デカ顔”だ。それに時代劇の主役ではないが滅法強そうだ。

“ボス”ではないケケ君も余所から見れば”ボス”に見えたのかも。

最近の芸能人は小顔が主流だ、小顔はモテる。猫は…なぜかケケ君よりハチワレのほうがモテる。

なぜ…猫の顔はさっぱりわからない。