遊ぶといっても、猫じゃらしを単純に振っただけでは猫は食い付いてくれない。想像力やテクニックを最大限に駆使して小動物になりきろう。
Table of Contents
猫が喜ぶじゃらし方
鳥のように動かす
鳥の羽ばたきをイメージして、羽が付いた猫じゃらしなどを床からピョーンと跳ね上げてみよう。
ネズミっぽく動かす
ネズミの動きをイメージして、猫じゃらしをすばやく蛇行させる。緩急を付けて動かすのもコツ。
虫みたいに動かす
カサカサと音が出る猫じゃらしなどを使って、小刻みに動かしながら床を滑らせると虫っぽい動きに。
POINT
● 短期集中でOK
● 狩猟本能をくすぐろう
● 捕食動物の動きをイメージして
● 一定のリズムや動きではなく不規則に
かくれんぼも大好き
隠してモゾモゾ
箱の中からヒョイッ
待ち伏せ型の狩りをする猫は、かくれんぼも大好き。布の下におもちゃを隠して動かしたり箱に穴を開けてそこからおもちゃを出し入れしてみよう。猫の反応を見ながら動かすとよい。
捕食動物の動きを再現
猫の遊びは、すべて狩猟の疑似体験。「追いかける・飛び付く・パンチ・捕まえる・噛み付く」などの動きは、生まれながらのハンターの習性です。これらの本能を満たすために、ネズミや鳥、虫などの捕食動物の動きを再現するようなじゃらし方をすると、猫のハンター魂にみるみる火が点きます。猫は待ち伏せて一気に獲物を追い込む短期決戦型なので、時間も1日15〜30分と短時間集中でOK。
また、ひとり遊びも得意な猫。猫好きの間で「夜の大運動会」とも呼ばれる、夜中に猫が興奮して駆け回る行動がよく見られますが、アメリカでは「狂気の30分」などといわれ、これも猫にとっては最高のストレス発散タイム、健康な証拠なのです。
監修:南部美香
文:高橋美樹 イラスト:おかやまたかとし