神様・仏様・お猫様 神社仏閣の猫 第5回 山口県萩市「臨済宗南禅寺派 雲林寺」
山門に向かうと、ネコビエ像が見えてきた。さらに行くと、驚く数の猫の彫刻が出迎えてくれた。雲林寺開教の年は定かでないが、創建した和尚の没後約400年になる。萩と猫には古くから縁があり、毛利家文書の中にもご法度として猫について書かれたものがあるらしい。また、城下町には「猫ノ丁」と呼ばれる界隈があり、毛利輝元の家臣長井元房と猫にまつわる伝説が残されている。 住職の角田慈成さんにお話を伺う。ネコビエ像は山口市在住のチェーンソーアート作家・林隆雄さんから寄贈された。ネコビエ像の写真を待ち受け画面にしてお守り代わりに ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:103『ニャン生いろいろ、尻尾もいろいろ』
猫には様々な尻尾がある。短い子から長い子まで、個性豊かだ。基本的には長い、いかにも猫という感じの直線の尻尾もいいけれど…。 僕の住む九州は短い尻尾が多い印象をうける。 キャット・ストリートのケケ君は短くて鍵の字になっている尻尾。 よく仲良しの黒猫と友情の確認「しっぽクロス」している。黒猫も短い尻尾なので意気投合したのかとても仲良しだ。 ほとんど尻尾は絡まないがピタッと2本くっつけている姿はいじらしい。 若頭は長い尻尾の先端が折れ曲がっている。 いつぞやの夏か、三毛かあさんと猫じゃらし(エノコロクサ)で遊ん ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:102『ツッコミ』
普段はクール、それでいてカワイくてカッコイイ、それが猫だろうか。 だが猫と接していると天然ボケな面も散見される。結構「ツッコミ」どころ満載なのだ。 大阪人でなくとも思わず「そうなんかい!」と言ってしまうのだ。 長屋の猫。なんにでも興味を持ち遊びにしてしまう。 ある風の強い日、ビニール袋が飛んできた。 きっとワシャワシャして遊ぶんだろうな、すぐ飽きるけど。 ビニール袋を受け止めようと待ち構えキャッチする態勢。 …ところがそのまま顔にクリーンヒット…。 おもわず、なにしとんねん!とツッコミ。 チラリと僕を一瞥 ...
必死さに欠けるネコ#30 謹賀新年 沖昌之
あけましておめでとうございます! 本年もみなさんにとって良い年になりますように… 神様にお祈りしとくね! 2021 年も張り切ってまいりましょ~! 皆さま、猫さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。 「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。猫専門誌『猫びより』(辰巳出 ...
必死さに欠けるネコ#29 年神様スタンバイ 沖昌之
さてと、そろそろ出番かな ぼちぼち準備を始めますか よっこらしょっと 年神様、スタンバイ OK です! 皆さま、猫さま、本年もありがとうございました! よいお年をお迎えください 「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。猫専門誌『猫びより』(辰巳出版)の「必死すぎるネコ」な ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:101『おしり』
猫のどの部分が好きですか。目とか頭とか耳とか肉球…。 僕は「猫のお尻」が一番好きです。特に九州に来てから顕著にそうなりました。九州は短い尻尾が多くて、必然的にお尻が強調されている猫が多いのです。 「お尻好き」を決定づけた運命の「白い猫」がいました。 この町の繁華街から一本入った路地を歩いていた時。目の前を白い猫が横切りました。その時は「ああ、猫か」としか思わなかったのですが。白猫の前には塀。そこをピョーンと飛んで塀の上を歩き始める、その後ろ姿が…。 「!?」 僕は仰天しました。ボブテイルにより露になったお ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:100『ネコメシ』
猫がご飯を食べている姿。なぜあんなに愛らしいのだろうか。 カリッポリッカリッポリッ…。 心地よい音を立てて食す。 ピチャピチャピチャ…。 只の水なのだが小さな舌で懸命に飲んでいる姿。 チュパチュパチュパ…。 仔猫がミルクを飲む音。 愛おしい。 猫の食事は遅い。せわしないニンゲンの世界では何でも「速さ」が求められる昨今。 そんな時代には猫の食事の速度の「遅さ」が「優雅」に思えてくる。 フランス料理のフルコースを食べているかのような速度だ(猫はグルメだし)。 ワンちゃんには失礼だが「犬食い」というと日本では下 ...
必死さに欠けるネコ#28 カウントダウン 沖昌之
も~い~くつね~る~と~♪ も~い~くつ・・・ も~い kt・・・ ・・・・・・zzz 「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。猫専門誌『猫びより』(辰巳出版)の「必死すぎるネコ」など連載多数。『ぶさにゃん』(新潮社)、『残念すぎるネコ』(大和書房)、『明日はきっとうまく ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:99『猫コント』
グレーの毛が素敵なイケメン猫がいる。 胸に大きな鈴をつけて貰っているのが微笑ましい。 外国の方が住んでいる下町の家の子。 お宅のベランダと目の前にある小さな公園をのんびり行き来してどこか優雅な生活だ。 公園のベンチに座っているとヒョイと顔を出す。 手を伸ばせば頭を撫で撫でできる距離まで近づいてくるのだが 「…うーん。やっぱりいいよ」 と控えめでちょっと怖がりな子。 下町散策する際によくそのベンチに座って一休みするのだが…面白い。実に色んな猫が行き来してて。ひとつエピソードを。 グレーの子はいつもどこからか ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:98『リードの数だけ』
最近リードを付けた猫をよく見かける。それについては賛否がわかれるところだが、まあ飼い主さんはその猫をとても大切にした結果なのだろう。 駄菓子屋さんの看板猫はしょっちゅう脱走するそうで過去、何日か失踪した結果、リードを付けられることになった。最初は不満げで何か言いたそうだったらしいが、文句は言えない。 普段は店内で飼い主のおじいちゃん・おばあちゃんと一緒にウトウトしながら店番をやっているのだが、昼下がりになると「ニャー」と鳴く。飼い主さんも「はいはい」と応じて店の隣の小さな公園へ。長いリードを店の窓にくくり ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:97『猫社員』
ある時、ネットを眺めていると 『野良猫の「お巡りさん」、任命式で脱走…居心地が悪かった?(読売新聞オンライン2019年9月20日)』 という微笑ましい見出しが躍った。 でもよく考えたら…仕事についている猫は多い。 今までいろんなお店で猫たちと会ってきたが、印象としてはお米屋さんと八百屋さんに"猫社員"がいた。もちろん担当は「ネズミ捕り」。それでも昨今は衛生状態の改善と共に猫も「商売あがったり」だろう。 次に意外に多かったのが「理容室」。別に髪を切る訳でもなく、ネズミが多いわけではなく…。 給料泥棒ではある ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:96『別居』
2016年、熊本を襲った大きな地震。お世話になっている方々、猫たちのいる地区も甚大な被害を受けた。人も猫も皆、無事だったのが不幸中の幸いだ。 そんななか。 ハナちゃんという雌猫が全壊したとあるお宅で飼われていた。飼い主さんの転居先は猫が飼えないので、近くのお寺さんに預けられた。 しばらくはお寺で過ごしていたハナちゃん。しかし1週間後にいなくなった。最初に探した場所は勿論、全壊したお宅。やはりいた。 何度もお寺へ連れ帰ったが、やはり元居た場所が良いのか戻ってしまう。仕方ないのでお寺さんは餌と水を届け毎日通う ...
神様・仏様・お猫様 神社仏閣の猫 第4回 東京都品川区「戸越八幡神社」
今も賑わいを見せる戸越銀座商店街。下町情緒が残る街の中に、戸越八幡神社はある。大永6年(1526)、藪清水から現れた御神体を行永法師が京都の石清水八幡宮の御分霊と共に祀ったのが、創立の起源と伝わる。当時は今の戸越銀座駅近くに社があったが、170年程前に現在の地に遷座された。 早朝、多くの人が拝殿で一礼をし、職場や学校に行く姿があった。手水舎で神社のアイドル、三毛猫の「ミーちゃん」が出迎えてくれた。とても人懐っこく、初対面でも挨拶をすると返事をしてくれる。「おはよう」「ミャー」「天気がいいね」「ミャー」。参 ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:95『箱入り娘』
公園のすぐそばにあるお宅の出窓。網戸越しに 「あっ、きれいな猫の置物があるな」 と思って近づくと…動いた、というか消えた。そう、本物の猫だった。 かなり小柄で華奢な体にフカフカの毛。これは相当、気品高い猫のようだ。しばらく公園で時間を潰しまた出窓を見ると『置物』のような気品高き猫はじっと鎮座している。目が合った。あ、もう驚かさないからね…と言う前にまた消えた。相当、人見知りで臆病な子。きっと外に出た事が無い"箱入り娘"なんじゃないかな。大事にされてるんだろうな。 別の日、いつもの公園。また出窓を見ると…い ...
第5回 愛猫CIAOちゅ~る物語「特別な日」
Presented byいなばペットフード株式会社 「仲良くなるきっかけに」、「お薬を楽しく飲んでもらえるように」、「爪切りを頑張ったご褒美に♪」……など愛猫や顔なじみの猫と「CIAOちゅ~る」にまつわるエピソード&写真を毎号テーマを変えて大募集! 1歳 マロン♀ 週2の楽しみ 水曜日と日曜日は、我が家のお買い物の日。お買い物から帰ってくると、 茶トラのマロン(1歳♀)は、買い物かごに顔を突っ込み、大好物の「CIAOちゅ~る」を発見すると、くわえて猛ダッシュ! 赤いパッケージに反応しているようで、 ...
必死さに欠けるネコ#27 都市伝説 沖昌之
#27 都市伝説 都会の片隅で 静かに空を見つめる 美しい娘 ついみとれて 見いっていると 声をかけてくるという。 「なぜ私を見つめるの?」 「私… そんなにキレイ?」 「ギャーーーーーー!!!」 都市伝説「瞬膜猫娘」 信じるか信じないかは あなた次第…… 「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導 ...
第4回 愛猫ちゅ~る物語「ウチのコのイチオシ味」 選り抜き作品
Presented byいなばペットフード株式会社 「仲良くなるきっかけに」、「お薬を楽しく飲んでもらえるように」、「爪切りを頑張ったご褒美に♪」……など愛猫や顔なじみの猫と「CIAOちゅ~る」にまつわるエピソード&写真を毎号テーマを変えて大募集! ご応募いただいた方の中から選り抜きの作品を、猫びより公式HP「猫びよりプラス」にてご紹介。 その中から1名様を本誌『猫びより』、2名様を猫びより公式HP「猫びよりプラス」にて掲載いたします。掲載された方には賞品「CIAOちゅ~る」詰め合わせをプレゼント ...
Twitterコラボキャンペーン「#日本の子どもたちに性教育を」
『お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』概要紹介 性教育アドバイザーで元泌尿器科看護師・のじまなみ氏が、我が子を性犯罪の被害者にも加害者にもさせないための「家庭でできる性教育」を手ほどき。全国で行われる講演会は常に「爆笑」と「涙」に包まれる著者のエッセンスを抽出した、子育て世代必読の書です。 大人でも理解が追いついていない生理や精通などの体の仕組み、避妊や中絶について、コンドームの重要性などにも言及。 革新的な1冊として日本テレビ「スッキリ」、フジテレビ「ノンストップ」、NHKニュー ...