takabatake

2021/3/2

この世界の片隅で、ネコ。EP:121『猫屋根』

縁あって猫の写真をずっと撮らせて頂いているお宅がある。 そのお隣にあるお宅。このお宅の屋根、なぜか猫に縁がありすぎるのだ。過去にも色々な猫が屋根上にいた。 そんなお宅なのだが先日、また猫が住み着いたと聞いて訪れると…。 仔猫を連れた母親が堂々と屋根で子供を遊ばせていた。4匹の子。 お話を聞くと屋根の隙間の中で暮らしているそう。屋根上で走られるとうるさくないのかな…。 尋ねると「もう慣れたよ、ははは」と笑っておられた。あ、相当な猫好きな方だ。 そんな仔猫たちも里親探しに奔走された結果、(結構育ったけど)それ ...

2021/3/2

必死さに欠けるネコ#41 口説き文句 沖昌之

  会えて嬉しい! あたためてあげる はぁ…今夜もひとりか… 春日のここ、空いてますよ   「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。猫専門誌『猫びより』(辰巳出版)の「必死すぎるネコ」など連載多数。『ぶさにゃん』(新潮社)、『残念すぎるネコ』(大和書房)、『明日はきっとうまくいく ...

2021/8/20

芳澤ルミ子のぶらにゃんこ 第1回

ぶらぶら街を歩きながら猫と人に出逢う新連載。初回は「新宿ゴールデン街」へお散歩です。 ここは戦後の闇市、青線の歴史を経て60年代以降は文壇バーやゲイバーを中心に、作家や俳優、芸術家らが集う「文化人の街」として知られるようになった区画です。バブル期の再開発計画に耐えた木造長屋建ての独特な街並みに、今新たに個性的な飲食店が200件以上軒を連ねています。 車も通らない細い路地を歩くと、招き猫に出逢いました。お店の入り口にまたもう一匹。私はお誘いがあれば断らない主義。お店へ続く階段を登っていくと、クラシックの名曲 ...

2021/3/2

この世界の片隅で、ネコ。EP:120『こんなところに、ネコ。』

たまに猫は「えっ!?そんなところにいるの!?」という場所に居たりする。 定番なのは狭いところとか高いところ。どう考えても入れない、登れない場所にいる猫の写真や動画をよく見る。 とある地蔵堂。ベンチのようになっている上がり框があって、座って休憩していた。 すると。…グーグーグー。なにかの音が聴こえる。まるで寝息のようだ。 しかしまわりに人っ子一人いない。ましてや猫っ子一匹…だけど頭上からグーグーと聴こえる。…妖怪でもいるのか? そして上を向くと…あれっ、猫!? なぜこんなところに!? 地蔵堂の欄間のようにな ...

2024/4/19

第6回 愛猫ちゅ~る物語「はじめてのちゅ~る」 選り抜き作品

Presented byいなばペットフード株式会社 「仲良くなるきっかけに」、「お薬を楽しく飲んでもらえるように」、「爪切りを頑張ったご褒美に♪」……など愛猫や顔なじみの猫と「CIAOちゅ~る」にまつわるエピソード&写真を毎号テーマを変えて大募集! ご応募いただいた方の中から選り抜きの作品を、猫びより公式HP「猫びよりプラス」にてご紹介。 その中から1名様を本誌『猫びより』、2名様を猫びより公式HP「猫びよりプラス」にて掲載いたします。掲載された方には賞品「CIAOちゅ~る」詰め合わせをプレゼント ...

2024/4/19

第6回 愛猫ちゅ~る物語「はじめてのちゅ~る」 WEB受賞作品(猫びよりプラス賞)

Presented byいなばペットフード株式会社 「仲良くなるきっかけに」、「お薬を楽しく飲んでもらえるように」、「爪切りを頑張ったご褒美に♪」……など愛猫や顔なじみの猫と「CIAOちゅ~る」にまつわるエピソード&写真を毎号テーマを変えて大募集! ご応募いただいた方の中から選り抜きの作品を、猫びより公式HP「猫びよりプラス」にてご紹介。 その中から1名様を本誌『猫びより』、2名様を猫びより公式HP「猫びよりプラス」にて掲載いたします。掲載された方には賞品「CIAOちゅ~る」詰め合わせをプレゼント ...

2021/3/2

必死さに欠けるネコ#40 勘違い野郎 沖昌之

  なぜか常に上から目線 群れなきゃ何もできない 沈黙の意味を理解しない 女子はみんな 頭ぽんぽんすれば喜ぶと思っている   「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。猫専門誌『猫びより』(辰巳出版)の「必死すぎるネコ」など連載多数。『ぶさにゃん』(新潮社)、『残念すぎるネコ』(大 ...

2021/3/2

この世界の片隅で、ネコ。EP:119『寝子』

寝る子はよく育つ、と言われる。これは猫にもあてはまるのだろうか。 そうならば地球上にいる全ての猫はよく育っているはずだ、というぐらい今日も眠る眠る…。平均睡眠時間、12~16時間! 寝る場所なんて選ばない、思い立ったらすぐ寝る、というのが彼らのポリシー(?)か。だからどう考えても快眠できない場所でも、つい寝てしまう。 細いフェンスの上でウトウトしてた子。振り子のように右へ左へウトっウトっ。見ていてハラハラした…。けれど最後まで落ちたりしなかった、すごいバランス力だ。 ご飯はみんなで食べたほうがおいしい、な ...

2021/3/2

必死さに欠けるネコ#39 エアギター選手権 沖昌之

  ジャーンッ ジャカジャンッ! ギュイ~~~ン!!! Shooooout !!!   「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。猫専門誌『猫びより』(辰巳出版)の「必死すぎるネコ」など連載多数。『ぶさにゃん』(新潮社)、『残念すぎるネコ』(大和書房)、『明日はきっとうまくいく』( ...

2021/3/11

3.11 震災の体験談

『猫びより』5月号の特集「猫と一緒に生き残る防災」にご投稿いただいたエッセイを、ぜひ紹介したくて猫びよりプラスにて公開します。 10年前、東日本大震災を経験された徒然猫屋。さんと愛猫たちの体験談です。 「東日本大震災」当時は夫婦でフルタイムで勤務していました。当時、販売業だった私は勤務先が通常営業となり夜遅くまで帰れず、都内で勤務する夫も電車が止まっていてなかなか帰宅できませんでした。 夫婦二人と高齢の猫と重度の障害のある猫を含む5匹と暮らしていたのですが、猫の安否すらわからず本当に不安でした。深夜に徒歩 ...

2021/3/9

赤ひげ先生インタビュー「浅草橋 ねこの病院」 岩下理恵

取材・文 西宮三代 写真 平山法 個性豊かな3匹の元保護猫がお出迎え 「浅草橋 ねこの病院」は、JR浅草橋駅から清洲橋通りを歩くこと約8分。初めて来た人でもすぐわかる、大きな猫デザインの入り口が目印だ。院長の岩下理恵先生の案内で待合室から処置室に入ると、待っていてくれたのはサビ柄の「バロン」(12歳オス)と白黒ハチ割れの「次郎」(13歳オス)。 バロンちゃんはスタッフの中野久美子さんの愛猫で、ときどき診察を受けに来るそうだ。中野さんは、ここに勤務する前から地域猫の面倒を見ていたことなどから猫に詳しく「猫の ...

2021/3/2

この世界の片隅で、ネコ。EP:118『2016年4月』

2016年4月、僕の住む町が壊れた、地震というヤツで。すぐに東京へ逃亡したので、行きつけの店とか知人の家がどうなってるのかネットでしか調べられなかった、というより意図的にそうしていた。なにせ逃げたのだから、せいぜい細々した物資を送るくらい。もっと何かできたのにね。だから被災者でもなんでもなく只の『経験者』だと思ってる。 6月5日に地震後、初めて故郷の写真を撮りにでかけた。いつもの一眼レフでは不謹慎に思えたのでコンデジを買った。時は紫陽花。しかし植物はスゴイ。地震なんて何の関係もなく不謹慎なほど色鮮やかに咲 ...

2021/3/2

必死さに欠けるネコ#38 うわさばなし 沖昌之

  ネコシャシンカのオキサンて知ってる? 知ってる ぼくたちばっかり撮ってる人でしょ そうなんだけど なんていうかさあ 写真の情報量が多いんだよね~   「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。猫専門誌『猫びより』(辰巳出版)の「必死すぎるネコ」など連載多数。『ぶさにゃん』(新潮 ...

2022/12/6

ネコのとなりに [第7回]陽だまり

ネコは身近な動物で、ヒトの社会の中で暮らしています。そのため野生動物とは異なり周囲の環境も含め、ヒトがいてネコは生きていけると思うのです。ヒトとヒトの間に繋がるいのち。今を生きる友達として向き合いながら、街の中にネコのいる風景が時代は変わってもあり続けてほしいと願うばかりです。 写真・文・イラスト平井佑之介 いきものは環境ととなり合わせ。日当たりのよい土の道。森に住むトラのように〝だいちゃん〞が肩を揺らして、のしのしと歩く。爪とぎをして緊張をほぐすと、口角を上げた優しい顔で振り返り、「ついてきなよ」と大股 ...

2023/4/7

神様・仏様・お猫様 神社仏閣の猫 第7回 埼玉県行田市「前玉神社」

埼玉古墳群の一つ、浅間塚古墳の上に佇む前玉神社は幸魂神社の名も持つ古社で、平安中期の法典『延喜式』に記録が残るほか、正倉院文書の中に「武蔵国前玉郡」という記載があることから、「埼玉」の名称発祥の地とされる。 「子どもの頃から、猫や犬など動物がいる中で生活してきました。以前いた猫は20歳くらいまで生きたのですが、亡くなった後、すぐに新しい猫をという気にはなれなかったんです」と宮司の田島和文さん。 ある冬の寒い日、参拝客の後ろに猫が付いて本殿から降りてきた。「お宅の猫ですか」と聞かれたが、初めて見る猫だった。 ...

2021/2/4

この世界の片隅で、ネコ。EP:117『ストーカー猫』

仲良くなった猫。 遊んだ後 「バイバイまたね」 と帰ろうとしたものの…いつまでもどこまでも付いてくる子、いませんか。 ハチという猫(オス)はそんな猫だった。いかつい顔に似合わず人懐っこい猫。 この子が帰ろうとしても尻尾をピンと立てたまま後ろを付いてくる。 往来の激しい車道なんかに出ると危ないから元の場所に戻って(もちろんハチも付いてくる) 「今日は帰るから」 と言い聞かしても、また…。 ある時、1時間弱もそんな状態だったので走って逃げた。 もちろんハチも追いかけてくる。 ストーカー猫、ハチ…。 でも気分は ...

2021/2/4

この世界の片隅で、ネコ。EP:116『ヨルシカ』

昼の猫と夜の猫。同じ猫でも何かが違う。 瞳孔が開いているからだろうが顔つきがまず違う。けれど。 猫は夜行性の生き物だ、なにか一段テンションが高くキリッとしている。 自分の時間が来たことをわかっているかのようだ。 ノリは20時くらいになると自宅そばの公園をパトロールする。 昼ノリは目が開いているのか開いてないのかわからない細さ(ごめん)なのだが。 夜ノリはおめめパッチリ!!かわいさ2倍(ノリ比)といったところか。知的にも見えるし。 そしてテンションも高く遊んでいてもすごく楽しそうだ。まさにノリノリで走り回る ...

2021/2/4

必死さに欠けるネコ#37 本日の主役です 沖昌之

  はい! 呼んだ? ここだよ! はいはーい! 僕たち私たち 本日「猫の日」の 主役でーす!   「必死さに欠けるネコ」 沖 昌之 Presented by 猫びより 沖昌之 Oki Masayuki 猫写真家。1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。猫専門誌『猫びより』(辰巳出版)の「必死すぎるネコ」など連載多数。『ぶさにゃん』(新潮社)、『残念すぎるネコ』(大和書房)、『明日はきっとうま ...