またたび日記 保護猫を訪ねて⑪「紅葉や自然遊歩道が美しい玉野御嶽神社」

取材・原田佐登美

日本3大廃線トンネルの一つに、愛知県と岐阜県にまたがる愛岐トンネル群がある。秋はわずか9 日間ほどの公開期間で、廃線跡には300本近くもの紅葉が自生しており、蒸気機関車が高度成長期を走り抜けたトンネル群は一見の価値あり。

明治を偲ぶ廃線跡の景色が見られる定光寺駅のほど近く、東海自然歩道沿いの山道を登ると、木曽御嶽山信仰の厚き村人によって明治時代に創建された玉野御嶽神社がある。

禰宜の加藤雅之さんと人懐っこいペコちゃん

 

「紅葉色のお水は美味しいニャ」

 

登る途中は少々山道だが、案内板に肉球の数が記されていて、目的地に近づくと5つの肉球が減っていくカウントに励まされる。

途中、黒猫のお出迎えでテンションMAXに。玉野御嶽神社に辿り着くと、見事に紅葉した木々に囲まれた境内で、参拝客とくつろぐ猫の姿が見られた。

道案内をしてくれるクロちゃん

 

まずは神社にお参りし、猫の御朱印をいただく。

15匹いる境内の猫をモチーフとした月替わりの可愛い猫イラスト御朱印は、どの月からも選ぶことができて目移りするほど。迷った結果、訪れた11月のデザインと、うちのコに似た柄の「シンちゃん」、2月22日猫の日の「クロちゃん」をチョイス。

拝殿すぐ横にある宮司さん宅の呼び鈴を押し、1体700円でお願いする。待っている間に境内の猫たちと戯(たわむ)れる。

膝の上に乗るのが好きなアシュリー

 

宮司の加藤剛之さんは、病気により松葉杖を必要とする生活になったが、杖をついて散歩しようとすると、大の仲良しであるペコちゃんが一緒に付いてきてくれるそう。まるで剛之さんが危なくないよう見守ってくれている姿に見えるとか。

毎月新作が出る猫御朱印は選ぶのに迷うほど

息子さんで禰宜の雅之さんが宮司の仕事を手伝い、御朱印も猫好き家族の皆で協力し合いながら作っている。

春にも愛岐トンネル群の限定公開があり、東海自然歩道では桜・ツツジなどが咲き、初夏には新緑が楽しめる。猫御朱印をいただきに、どの季節も訪れたくなる神社だ。

玉野御嶽神社近くの愛岐トンネル群は春秋の期間限定公開

 

愛岐トンネル群でライトアップされた化け猫は2024年初登場

 

玉野御嶽神社
愛知県春日井市玉野町16 61
TEL 0568-51-2060
Instagram:@tamanoontakejinja

-猫びより, 連載