東日本大震災前の仙台に居た頃だ。近くの神社に猫の親子が居た。 皆、思い思いに違う名前を名付けて可愛がっていた。 有志の厚意で去勢・不妊もすませていた。チョビ母さん、太郎、次郎。そう名付けた。次郎はトラックの荷台で昼寝中に山奥へ運ばれていったが無事に保護され余所で暮らしている。 狛犬ならぬ狛猫。仲良く2匹で昼寝している姿は、しかしどこか神々しかった。 狛犬は魔除けの意味もあるらしい。狛猫は賽銭泥棒くらいなら除けてくれるだろうか…多分、何もせず見てるだけだな。 ある日、賽銭が盗まれる事件があった。それ以来、神 ...