Photo&Text by
Miyahara Mayuko
愛する猫のためとはいえ、嫌がったり暴れたりするところを動物病院に連れていくのは一苦労……という飼い主さんも多いことと思います。そこで今回は、猫に寄り添った地域密着型の動物病院「ペット家族動物病院杉並宮前店」院長の杉田朋世先生に、動物病院に来院する際のポイントとペット家族動物病院ならではの猫への配慮を聞いてみました!
来院時にできること
「逃げて隠れたり、キャリーの中で鳴き続けたりと、猫の来院に苦労することは多いですよね。暴れてしまう場合にはお家からあらかじめ洗濯ネットに入れてあげたほうが安全です。
また、お家で使っているタオルケットなどでキャリーバッグを覆うのも効果的ですね」と杉田先生。ペット家族動物病院杉並宮前店では診察時だけでなく、採血などのときも飼い主さんが愛猫のそばに寄り添うことができます。
「飼い主さんが近くにいることで興奮してしまう猫もいますが、飼い主さんの姿や声で安心できる猫もいます。そういった場合には、飼い主さんに近くにいてもらい猫に負担の少ない診察、治療にご協力してもらいます」。
動物病院という慣れない環境の中、少しでも猫にリラックスしてもらえるよう、杉並宮前店ではさまざまな工夫がされています。
ペット家族動物病院の特長
杉田先生曰く、院の特長は、予約(優先)制とベッツラボ商品の豊富な取り揃え。治療や診察は短時間で終わらせる一方で、診察台の上に慣れてもらうためにはじっくり時間をかけています。
「予約制を活かして診察時間の前後にゆとりをもって予約をお取りしています。また、元気よく吠える犬などとのバッティングは避けて予約を入れることで、猫が嫌がる、怖がる要素をできるだけなくせるよう気を付けています」。
そして、「ベッツラボ商品」は、獣医師の『欲しい!』の声から開発されているのが特長で、杉田先生も開発に関わっています。「たとえば投薬が難しい場合には薬を包んでおやつ感覚であげられるメディボール、メディボールにも飽きてしまったらそのトッピングとしてメディジャムといったように、その猫さんのニーズに応えた豊富なご提案が可能です」。
獣医師とは定期的なお付き合いを
今回取材に協力してくれた8歳の男の子・クウちゃんの飼い主白石さんは、「杉田先生には生まれたときから診てもらっているのでとても安心。先生がタイミングを見て検診の案内もしてくれるので、病気の早期発見にもつながっていると思います」と言い、杉田先生もその言葉にうなずきます。
「猫に負担をかけるのが嫌で病院から足が遠ざかってしまう気持ちもとてもよくわかりますが、来院を避けていると万が一病気があった場合、発見が遅くなり重症化してしまう恐れがあります。猫ちゃんの健康長寿のためにも、月に1度程度の定期的な来院をおすすめします」。
ペット家族動物病院杉並宮前店院長の杉田朋世先生。ベッツラボ商品開発チームの一員であり、大の猫好き。愛猫であるコブチ(左・14歳♂)と少々大佐(14歳♀)を溺愛している
クウちゃんは現在、目の治療等のため月に1度来院しているそう。飼い主の白石さんが寄りそいながら、リラックスして治療を受けている
投薬補助おやつ「メディジャム」に含まれるタンパク源はそれぞれ1つだけなので、食物アレルギーのある子でも使いやすい(6g×8本、税込495円)
「おやつサプリ 泌尿器サポート」はクランベリー、抗酸化成分のカテキンを配合して泌尿器の健康維持をサポート。クウちゃんもお気に入り(30g、税込726円)
ペット家族動物病院 杉並宮前店
東京都杉並区宮前2-10-9 カーサヴェルドール1F
TEL:03-5336-3940
診療時間:9:30~12:00、14:00~18:00
休診日:金曜
https://www.pet-kazoku-clinic.net/clinic/suginami
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