渋谷から東急田園都市線に乗って10分ほど、今回は世田谷区をお散歩です。サザエさんでおなじみ、磯野家が暮らす桜新町。そのお隣「用賀」には桜の名所として有名な緑豊かな砧公園。流石、住みたい街ランキング上位をキープする世田谷区、穏やかで気持ちのいい雰囲気が広がります。
今日は、21年2月22日にオープンした「ねこハウス222」に、猫店長がいると聞いて訪ねました。お店を探しながら歩いていると、大通りの歩道からガラス越しに招き猫(しらたま店長)を発見! 道行く人たちは足を止めて声を掛けていきます。
こちらは猫のプレミアムフードやケア用品、おもちゃを扱うお店で、世界各国の正規輸入プレミアムキャットフード、純国産プレミアムキャットフード、グレインフリー、無添加・無香料の商品など、所狭しと150種類以上のアイテムが並ぶ様は圧巻です。ウエットフードの品揃えは東京一、子猫のフードの種類は日本一かもしれません。
しらたま店長は、お客さん大好き!人間大好き! やんちゃ盛りのテンション高めの接客♪ 愛くるしい様を写真に収めようとカメラを構えると、ぴょんぴょん飛び跳ねて鬼ごっこに誘います。あれ? どこに隠れたのかな?
…… 気が付くとカメラバッグにすっぽり入っていました。しらたま店長はバッグが大好きで、先日もテレビ番組で「バッグへの超早飛び込みダイブ」の技が紹介され、テレビデビューを果たしているほど。
絶好調、やりたい放題のしらたま店長ですが、ここに来る前は、千葉の房総半島でお店のお客さんが保護した子猫のうちのひとりでした。カラスに襲われそうな過酷な状況から救われた6匹は、母猫がいなかったため人工保育で育てられ、他の兄弟はすぐに飼い主さんが決定。最後に残ったのが、しらたま店長でした。
ねこ店長の素質を見い出したのは、にんげんの店長・高橋大介さん(46歳)。家で9匹の猫達と暮らすキャットスペシャリテです。猫の年齢や体調、食の好みなどを相談しながらフードを選んで与え方の指導もしてくれます。どんなに良いフードでも、食べてくれなかったら意味がないからと、サンプルを渡しておうちの猫が食べてくれたら購入してもらう、安心の試食サービス付き。
しらたま店長と、にんげんの店長が二人五脚でお店を切り盛りする、心和むお店でした。
ねこハウス222
東京都世田谷区用賀1-17-16 ラ・ペレニテ高砂1F TEL 03-3708-3735
営業時間:10:00~18:00 定休日:火曜休 ※臨時休業日はHPにて
Twitter:@nekohouse222
Instagram:nekohouse222
https://nekohouse222.com
芳澤 ルミ子
カメラマン。1972年生まれ。独学で写真を学び猫撮影を中心に活躍。猫の自然な姿と個性を捉えた写真を得意とする。著書に『ネコの裏側』(辰巳出版)、『にゃんたま』『開運酒場』(自由国民社)。『開運! にゃんたまカレンダー2022』が好評発売中。