やんちゃ盛りの子猫を迎える場合は特に注意。子猫は目に付くものすべてがおもちゃといわんばかりに好奇心旺盛に、家中のものに興味を示します。
思わぬ事故を未然に防ぐためにも、事前に安全対策をとっておきましょう。お風呂などの水回りや火を使うキッチン、コンセント周辺は要注意です。
そして、いざという時のために最寄りの動物病院の連絡先や診察時間なども確認しておきましょう。
Table of Contents
事前の安全CHECK
- 割れ物・壊れやすいものを棚や机に出さない
- 目に付く場所に食べ物や洗剤・薬剤を放置しない
- 中毒を起こす可能性のある植物は片づける
- ゴミ箱は漁れないように蓋付きのものにする
- ボタン・輪ゴム・針など遊んで誤食しそうなものは落ちていないか
- 脱走防止のために窓やドアを開けっ放しにしない
- 感電防止のために無駄なコードは束ね、コンセントガードなどを付ける
- 最寄りの動物病院の情報を確認しておく
引き取りは早めに引き取るのが理想
いよいよ猫がやってくる日。できれば何かあった時に対処しやすいように、また目が行き届きやすいように午前中に引き取るのがオススメ。まずは猫に「ここは安全な場所」ということを認知してもらうためにも、触りすぎたりかまいすぎず自由にさせてあげましょう。
猫は自分のニオイの付いたものがあると安心しやすいので、愛用品を一緒にもらってくるなどするといいでしょう。
◎午前中にお迎え・移動
・車に酔ったりストレスによる嘔吐を防ぐためにも、できれば朝ごはんは抜いておく。
・移動中はキャリーに布をかぶせて暗くしておくと猫も安心しやすい。
※室内外の寒暖差にも注意(季節に応じてタオルにくるんだカイロや保冷剤をキャリーに入れるなどの工夫を)。
・猫の負担を考えて、最短ルートで刺激の少ない移動手段をとる。
◎到着・探索行動開始
・猫の体調と安全Check(右頁)を確認したら、出して好きなようにさせる。
※体調が悪そうな場合は早めに獣医師に相談を。
・ニオイを嗅ぎながら歩き回る探索行動中は、安全を確認しながらそっと見守る。
◎ごはんタイム
・少し慣れてきたら用意したフードをあげてみる。
◎トイレタイム
・猫がソワソワしながら床を嗅いだり手で掘るようなしぐさを見せたら排泄の合図。トイレに連れていく
◎就寝
・かまいすぎず、猫にリラックスさせる。
・安心して眠れるベッドなどを近くに置いておくとよい。
監修:南部美香
文:高橋美樹 イラスト:おかやまたかとし