歯みがきも嫌がる猫が多いが、猫は口腔内のトラブルが起こりやすいので習慣付けよう。
口腔内のトラブルは猫に多く、主に歯と歯肉の間に溜まった細菌の塊(歯石)ができることで起こる。
歯周病や虫歯になると口臭がひどくなりフードが食べられなくなるだけでなく、全身をむしばむ感染症も引き起こしかねないので、週に1 回程度、歯みがきシートなどでの歯みがきが理想。
歯石除去は病院で全身麻酔をかけることになる。さまざまなデンタルケアグッズがあるので、獣医師の薦めるものを選ぶようにしよう。
ポイント
歯みがきが苦手な猫は何らかのデンタルケアを
さまざまなデンタルケアグッズ
液体歯みがき
食後、奥歯に数滴垂らすだけでオーラルケアができるジェルタイプの液体歯みがき。
フィンガー歯ブラシ
ブラシを嫌がる猫にオススメな指サック型。ウェットタイプの歯みがきシートを指に巻いてもOK。
歯みがきペースト
猫が好む鰹節のフレーバー付きペースト。ペーストも必ず猫用のものを使用すること。
歯ブラシ
ヘッドが小さく猫用に設計された歯ブラシ。人間用は歯茎を傷つける可能性があるので使わないこと。
マウスクリーナー
口を触られるのも極度に嫌がる猫には、水に混ぜるタイプなら気づかれにくい。
食事に混ぜる顆粒
マグロ味の顆粒をフードにかけるだけで、配合された乳酸菌などが口内環境を清潔に保つ。
歯みがきおもちゃ
猫が遊びながら噛むことで、歯垢を取れやすくする。
他にも…
継続的に与えることで、独特の形や噛みごたえで歯垢を落としやすくする歯みがきスナックやジャーキーなどのおやつタイプも。
監修:南部美香
文:高橋美樹 イラスト:おかやまたかとし