爪切り
本来猫は爪とぎによって古い爪をはがせるので爪切りは必要ないが、家具の爪とぎ被害や人間のケガ防止、またシニアになって自分でとげなくなった時などのために慣らしておくとよい。
ただ、爪切りを極端に嫌う猫は多いので、一度に切ろうとせずリラックスしている時に1本ずつ切るなどの工夫を。
家族がいれば抱っこしてもらっている間に切るとスムーズ。ひとりの場合は膝に抱くか、後ろから抱きかかえるようにする
用意するもの
猫専用の爪切りはさみ
1.刃がカーブしている方が上になるように持つ。
2.指先と肉球を後ろに引くようにそっと押して爪を出す。
3.血管の数ミリ手前に狙いを定める。
4.爪の先をカット。大丈夫そうなら次へ。
point
血管の数ミリ手前に狙いを定めてはさみを当てる。
猫の爪は薄い層になっていて、一番外側が古いもの。猫の指先を押さえて、出てくる爪をよく見るとうっすら血管が通っているのが見えるはず。この血管の数ミリ手前に狙いを定めて切るのがポイント。
目
デリケートな部分なので、眼球に触れないように優しくケアしよう。異常がないか、チェックもかねるとよい。
用意するもの
コットン
スキンウォーター(あれば)
コットンにスキンウォーターか水を含ませ、眼球に触れないように目頭から目じりへそっと拭き取る。目ヤニが大量に出るなど、目元に異常が見られた場合はすぐに病院へ。
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耳
拭き取りは耳の溝の手前まで。目と同様、デリケートな部分なので綿棒などは使わないこと。
用意するもの
イヤーローション
ガーゼ
人差し指にガーゼを巻きつけローションで濡らす。耳をめくり溝の手前までの汚れを拭き取る。猫は耳道が細く傷つきやすいので綿棒は使わないこと。汚れがひどい場合は外耳炎の可能性もあるので病院へ。
監修:南部美香
文:高橋美樹 イラスト:おかやまたかとし