ドクターアドバイス
乳歯が生えたら離乳食開始!
トイレトレーニングもスタート
少しずつ水分を減らして子猫用フードに切り替えを
生後3週間ぐらいから乳歯が生え、2か月ぐらいまでに生え揃います。永久歯に生え変わるのは、3か月〜7か月頃です。
乳歯が生えたら離乳開始の合図。ペースト状になった離乳食も市販されていますが、子猫用ドライフードをお湯でふやかし、そこに子猫用ミルクをかけたものでもOKです。
指につけた離乳食を口に持っていって食べさせると、食事に対する興味とともに、自力で食べるようになります。初めは食器に上半身全体を入れて、泳ぐようにして無心に食べるので、かなり汚れてしまいます。食事のあとは、濡れたガーゼで体をふいてあげましょう。
食べることに慣れてきたら、少しずつ水分を減らし、フードを固くしていきます。そうして生後2か月を目途に、子猫用フードに切り替えてください。離乳が始まったら、新鮮な飲み水も準備してあげましょう。
水切りカゴや天ぷら用のバットでも
トイレのしつけは、いきなり猫用トイレを準備しても、子猫はよじ登ることができません。
初めの頃は、食器の水切りカゴや天ぷら用のバットなど、背の低いトレーを準備してあげましょう。百均ショップなどで安く手に入ります。
子猫用トイレもありますが、子猫時代はあっという間ですので、すぐに使わなくなりますから、こうしたグッズで代用するのがいちばん経済的です。
トイレには、新聞紙やペットシーツ、猫のトイレ砂などを入れておきます。一度排泄できたら、そこがトイレだと認識して排泄するようになります。
なかなか自力排泄に目覚めないなら、前足を持って、軽く砂をかく動作をさせたり、マンガにあるように子猫の排泄物のついたティッシュなどをトイレに置いて様子を見ましょう。
なお、猫によっては好みの砂があるので、トイレトレーニングがうまくいかなければ砂を替えてみるなど、工夫してみましょう。
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監修:獣医師 兼島孝
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