【淡路島】猫と珈琲と本が味わえるブックカフェ またタビ日記 保護猫を訪ねて⑨

仲良し竹村夫妻&ハチ君

 


取材・原田佐登美

 

本好きのご夫婦が2020年に淡路島で始めたのが、約3,000冊の本の世界に浸れるブックカフェ「Book&Coffee coyomi(こよみ) 」。

オーナーの竹村夫妻が営むこのお店は、2年前に海の見える一軒家へ移転。夫の琢(たく)さんが本部門、妻の美亜さんがカフェ部門を担当し、お二人の朗らかで気さくな人柄に惹かれて来店するお客様も多いとか。

大型書店チェーンで店長を務めた経験を活かし「心から良いと思う作品を薦めたい」という琢さんセレクトの新刊本から古本までが並ぶ。

淡路島産の卵とタマネギを使用した名物オムライス

 

こだわりの品揃えと本格的な自家焙煎珈琲はもちろん、接客上手な看板猫ハチ君(2歳♂)と会えるのも魅力の一つ。

オヤツ大好きな食いしん坊

 

移転したばかりの2022年9月26日、五色浜の海岸で近所の小学生がガリガリに痩せてニャーニャー鳴いている子猫を発見。
相談を受け、そのまま保護して病院へ連れていくことに。

カフェでお世話をしながら譲渡先を探していたが、とても人懐っこい性格のため、つい愛着が湧いてしまったそう。

お客様に「いらっしゃいませニャ」のご挨拶

 

拾われた時にお腹を空かせていたせいか、とっても食いしん坊なハチ君。

オヤツを持って通ってくれるハチ君ファンのお客さんもいる。

ハチ君オリジナルグッズや珈琲で染めたTシャツも

 

「猫を迎えると衛生面や抜け毛にも気を使います。もちろんお金もかかり、旅行にも気軽に行けなくなる。それを覚悟した上で迎え入れたけど、猫のおかげで暮らしに彩りや温もりが生まれました。猫を飼うっていいですよ」

珈琲のように奥深い猫との暮らしを語るオーナーと元気に出勤するハチ君に、ぜひ会いに行ってもらいたい。

五色浜が見える一軒家のブックカフェ

Book & Coffee coyomi
兵庫県洲本市五色町鳥飼浦2160
TEL 080-2450-4453
営業時間/10:00~18:00
定休日/水・木曜
X(Twitter):@BCoyomi
Instagram:お店ハチ君

-猫びより