9月11日に発売される新刊『ねこ瞑想』。猫と暮らしていない人でもできる、「猫をイメージしながらおこなう」瞑想ということですが、実際やってみるとどのような効果を感じられるのでしょうか? 瞑想経験者の「編集実」が試してみました!
チャクラを意識しながら瞑想をする
瞑想の本には、「チャクラ」という言葉がよく出てきます。人体の「エネルギーセンター」ということなんですが、正直、いまだによくわかりません。
しかし、そもそも瞑想は「こうすれば体調がよくなる」「頭がスッキリする」という、人類の経験知の積み重ね。難しい話や理詰めで考えるのはやめて、「とりあえずやってみる」という感覚で、チャクラを意識しながら瞑想をしてみました。
まずは、基本の正しい姿勢と深くてゆっくりの呼吸。夏の猛暑のせいか体がすっかり疲れているので、健康と逞しさがキーワードで尾骨周辺にあるという、キジトラ猫のチャクラを意識します。
ところで……尾骨ってどこでしたっけ?
自分の体のどこかに意識を向けるのって意外に難しいです。そんな時は、イラストをよく見ておいて、慣れるまでチャクラに手を当てながら進めると意識しやすくなります。
では、チャクラの位置を意識しすぎて、呼吸と姿勢が乱れてきたら? そういう時私は、基本に忠実に、姿勢と呼吸を整えるのを優先することにします。
まず姿勢と呼吸を整える。余裕があれば、尾骨周辺に意識を向ける。このサイクルを数分
繰り返すうち、だんだん心が落ち着いてきました。そして、呼吸に合わせて尾骨とその周りの筋肉が動いていることに気づき、全身で呼吸している感覚になりました。
尾骨を意識したおかげかどうかはわかりませんが、より深い呼吸ができて、前回よりも頭がスッキリしました。
呼吸が深くなって、なんとなくチャクラを意識して瞑想できるようになったので、今日はこれでおしまい。次回は、「ねこ瞑想」をはじめる前におこなう、「7色の呼吸瞑想」に挑戦します。
≪つづく≫
文・編集実
写真・イラスト/すべて『ねこ瞑想』(辰巳出版)より
9月11日発売『ねこ瞑想』
著・前田理子
イラスト・小野崎理香
写真・小森正孝他
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