文・写真・髙橋理紗
猫びよりTwitterで時々リラックスした様子のキジトラ猫をアップしている広報スタッフの髙橋さん。さまざまな縁が繋がり、晴れて髙橋家の一員となった「ニャン吉」お迎えの経緯を詳しく聞いてみました。
ニャン吉が京都から横浜の私の家に来たのは、昨年のクリスマスイヴでした。ニャン吉は、京都の大学の敷地内に昨年春に現れた1歳半くらいの猫で、保護活動をされている近所の方々や大学の学生さんが初めて会った時はガリガリに痩せていてとても怖がりだったそうです。人間にイジメられ、捨てられたのではないかとの話でしたが、大学の敷地内で生活するようになり、学生さんに可愛がられて少しぽっちゃりなイケニャンに成長しました。
少し肌寒くなってきた秋、猫嫌いな先生の教室前で粗相をしてしまったためにセンターに連れて行かれそうになったところを、元「猫びより」編集部Hの恩師が保護してくれ、不思議な縁で私に繋がりました。
京都にいるニャン吉は、ちょうど大阪出張が入ったタイミングでお迎えに行くことに。
会ったばかりで新幹線での長距離移動は心配でしたが、保護してくれた先生と学生さんからいただいたニャン吉へのお手紙や御守りのパワーで、無事に家まで辿り着きました!命を繋いでくれた皆様の、大きな愛を感じました。
ニャン吉は今でも大きな音を怖がり、黒い服や先が棒状の物には震えています。きっと辛い思いをしてきたのでしょう。 不思議なもので、初めてニャン吉を見たときの「幸せにしたい」という気持ちから、「一緒に幸せになりたい」と思うようになりました。 穏やかな顔でお腹を出して日向ぼっこをしている姿、なにげない瞬間が愛しいです。
クリスマスイヴにやってきたニャン吉は、新しい家族という最高のプレゼントでした。