ネコは身近な動物で、ヒトの社会の中で暮らしています。そのため野生動物とは異なり周囲の環境も含め、ヒトがいてネコは生きていけると思うのです。ヒトとヒトの間に繋がるいのち。今を生きる友達として向き合いながら、街の中にネコのいる風景が時代は変わってもあり続けてほしいと願うばかりです。 写真・文・イラスト平井佑之介 いきものは環境ととなり合わせ。日当たりのよい土の道。森に住むトラのように〝だいちゃん〞が肩を揺らして、のしのしと歩く。爪とぎをして緊張をほぐすと、口角を上げた優しい顔で振り返り、「ついてきなよ」と大股 ...