讃岐國分寺は741年に聖武天皇が仏教による国の平和を願って全国各地に建立した国分寺の一つ。四国霊場第八十番札所でもあり、いつも多くの参拝客で賑わっている。 仁王門を潜り松の木の道を抜けると鎌倉時代に再建された本堂が見える。本尊の十一面千手観世音菩薩に参って賽銭を納めると、御前立仏の他に白い猫の像が見えた。参拝を終えて住職の大塚純司さんと話をしていると三毛猫が現れた。 「11年前、当時飼っていた犬の散歩中に1匹の子猫に出会いました。保護した時はちょうど夕方で地平線に大きな満月が見えました。仏教で月は悟りの心 ...