『ねことじいちゃん』や『おじさまと猫』など、近頃は「男性と猫」を扱った作品が出てきた。 ちょっと驚きだ。一昔前なら「かわいいニャー」とか言いながら猫に近づいていく大人の男がいたら変な目で見られてただろう。 自分はやってたけど。(ちなみに学校の休憩時間に『猫の手帖』を愛読してた。教室内の反応は想像にお任せする) 女性は普通の猫好きから餌やりおばさん(善か悪かはここでは触れない)まで幅広くいた。 だけど二十年近く猫と関わってきたなかで「ねこおじさん」は確実にいた、息を潜めて。 たとえば昼休みの公園。ねことおじ ...