取材・平野敦子
西荻窪駅から徒歩5分ほどで、オリジナルの猫用首輪や猫モチーフ雑貨、猫用品などを多数取りそろえる「ネコソダテ」に到着。店主の満間摂子さんは、小学1年生の夏休みに神社で7匹の子猫を保護して以来、ずっと猫と共に暮らし、のべ100匹以上の猫たちとかかわってきました。大学入学や就職で実家を離れ、猫と暮らしたいという思いが高じてとうとう猫のために家を買ったのだとか。その後保護団体からトンキニーズのトンキ君(11歳オス)を迎えたそうです。
「飼育放棄されたようで、とりもちに引っかかっていたところを保護されたそうです。トンキは活動的なのでたくさん遊んであげないといけなくて。遊び足りないと手などを血が出るまで噛まれました」と当時を振り返ります。
保護団体から「もう1匹迎えれば落ち着くかも」とアドバイスを受け、ライ君(9歳オス)を迎え、アドバイス通り問題は解決。そして3匹目のふう君(年齢不詳 オス)は、エサをもらうわけでもないのに、ずっと自宅の窓の外から入れてほしそうに覗き込むのに根負けして保護したとのこと。ふう君は犬歯以外は歯がなく、年齢不詳だそうです。
満間さんがこの事業を始めたのは、保護団体から猫を迎える際の「首輪と迷子札を用意してください」という言葉から。以後たくさんの首輪を試したものの、猫たちがあまり快適そうではなかったので、縫製の仕事をしていた妹さんに試作を依頼。そこからさらにつけ心地や安全性にこだわり、改善を重ねて商品化したとのこと。まさに猫目線のこだわった作りになっています。
ネコソダテ
東京都杉並区西荻北3-8-9
営業時間/火、水、金 13:30~19:30、土日 祝日 13:30~18: 00
定休日/月、 木曜
https://neko.sodate.jp