濃尾平野を南北に流れて伊勢湾に注ぐ木曽三川の一つ揖い斐び川の源流は、福井県との県境に近い岐阜県揖斐川町にある。町の南東部に開けた平地には縄文時代の遺跡も残っていて、険しい山間から下流へ木材を運搬する中継地として古くから栄えてきた。 三輪神社は地域の総鎮守であり、古代にこの地を開墾した一族が奈良の大お お神みわ神社から分霊したと考えられている。 「ご祭神の大おおものぬしのおおかみ物主大神はよろずの縁を結ぶ福結びの神様で、昔から地域の守神として親しまれ、ダイコク様として信仰されています」と語る宮司の宗宮和史さ ...