「猫がよろこぶ暮らしのアイディア」ごはんの時間編
ごはんの時間のアイディア 4匹のうち、食べることに貪欲なのが、キキとウズラ。 料理をしていると食材に手を出すので、「ダメでしょ」と教えていたら、ずいぶんわかってくれるようになりました。 食器洗いのときも、横で見ています。 水が出ているのが楽しいようで、よく「お水飲みたい」と言ってきます。 チョイチョイと水に手を出してくることもあってかわいいです。私が何をしているのか、観察しているようです。 ごはんの時間1 ウェットフードにはシリコン製ジャムスプーンが便利 ウェットフードにはシリコン製のジャムスプーンが便利 ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:28「眼力」
「眼力」 公園のすぐ近くに高齢の白猫が住んでいる。 通称、ヨーダばあちゃん。 映画「スターウォーズ」の登場人物(男性)から名付けられた。 ばあちゃんだからメスなのだが…。 ヨーダばあちゃんの眼力は半端ない。同居するノリトモという猫は随分な悪戯好きだがヨーダばあちゃんには頭が上がらない。 その眼で睨まれると猫も人間も委縮してしまう。 おばあちゃんだから行動範囲は広くない。公園にやってきて日向ぼっこするぐらいだ。 ウトウトしてる時は眼力は封印されるのだが…伊達に歳はとっていない、どこか瞑想してるように見える。 ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:27「御縁」
「御縁」 ある稲荷神社の前を通った時に、狐を見かけた。狐はお稲荷様の使い、もしかして…。 境内に入ってみると、それは狐ではなく猫だった。 それも3匹。 ついでながら本殿を参拝していると3匹の中の三毛がやたらついてまわる。 なにか欲しいのか、それとも撫でてほしいのか。とりあえず手を差し出そうと近付くと逃げる。 手を収めて離れると、またついてくる。 ヒョイッ、ヒョイッ。 それの繰り返し。遊んでいるような遊ばれているような感覚。 まあ弄ばれているんだけど。 三毛はだんだん本殿から離れて境内社のほうへ誘う。神を微 ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:26「あくびちゃん」
「あくびちゃん」 猫はあくびをする。 名付けるなら"アクビスト"だ。 子供の頃、あくびばっかりしている雌猫がいた。某アニメから名を拝借して"あくびちゃん"と名付けられた。 あくびをしては寝て、あくびをしては寝ての繰り返し。まさに"寝子"、よく寝る子だった。(猫のあくびには様々な意味があるらしいが、今回は触れないでおこう) あくびちゃんが人間だったら社会では疎んじられるだろう。そんなに眠たいのか、寝不足か、と言われてしまう。 学校だったら教師に怒られてばっかりだし、会社だったらクビになるかもしれない。 でも ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:25「ひとりぼっちのシロ」
「ひとりぼっちのシロ」 たくさんの猫を飼ってらっしゃるお寺に白猫がいた。 彼女はいつも綺麗だった。 毛並みも良いし汚れもない。 いつも毛繕いしていた。 なぜかまわりの猫からは嫌われていた。 シロはいつもひとりぼっちだった。 他の猫に近づいただけでシャーっと威嚇されては悲しそうに毛繕いしてごまかすシロ。 餌を食べる順番はいつも最後。 他の猫が食べているのを遠くから見つめ自分の順番が来るのを待つ。 そんな時も毛繕いしていた。 けれど、流れ者のドラ猫がシロに恋をした。シロを追いかけまわしアタックする。 シロはど ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:24「猫の穴」
「猫の穴」 なぜかそこにいけば猫がいる。 そういう場所がある。 猫一匹がちょうど入るくぼみがある大きな石が古い寺社跡地に鎮座していた。 そこを「猫の穴」と呼んでいた。 茶トラにとってお気に入りの場所だ。夏にはペタンと磁石の様にひっつく。 石の感触がヒンヤリするのだろう、快適そうだ。それに狭いところが好きな猫にピッタリの大きさだ。 夏には茶トラがほぼ独占する。 キジ白は雄猫に追っかけられて隠れるために入った。 まるで塹壕だ。 けれどその時の経験からだろうか、気が付くとひっそり穴の形に添って昼寝していたりする ...
魅力的なネコ系女子になるために[トラブルもチャンスに変える編④]
浮気なオスネコにはわりと寛容。 じつはメスネコも負けてはいなかった!? 生き物にとって子孫繁栄は絶対的な使命。なかでもネコは繁殖力に優れ、恋多き動物として知られています。ネコはメスの発情に誘発されてオスが発情します。 オスは、魅力的なメスを奪い合い、必死でメスにアプローチします。しかし、多くの動物がそうであるように、オスネコは薄情なもの。種を植えつけるや、あとはメス任せ。次の発情期には別のメスを求めてさまようのです。 しかしここだけの話、メスも負けてはいません。じつはメスネコは、一度の発情で複数のオスの子 ...
【猫と暮らす】プラダンで猫脱走防止ゲートをつくろう
プラダンで猫脱走防止ゲートをつくろう 「この先は猫たちが飛び出たら危険!」「ここから先は入らないで!」という場所には、猫を足止めするゲートが大活躍。プラスチック製のダンボールでかんたんにつくれます。 1.材料を準備する ・プラダン (ヤノ家は90 ×130㎝を2枚) ・プラダン貼り合わせ用の透明テープ ・マジックテープ(25㎜幅) ・カッター プラダンとは? プラスチックダンボール(通称プラダン)とは、ポリプロピレン製の中空成形シートのこと。「プラスチック製のダンボール」と思えばわかりやすい ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:23「恋はわからない」
「恋はわからない」 モテる男はなにやってもモテるのだろう。口元の右にあるホクロがチャームポイントのムギ君。 この男、相当モテる。 ある時はシャムの血が入っている皆が憧れていた美人を射止めた。わざわざ駐車場でイチャイチャしたりして、まわりは見せつけられていた。 ある時は若い三毛猫の心をわしづかみにして離さなかった。 三毛猫の束縛がすごくてどこへ行くのも一緒な歳の差カップルだった。 ある時はハートの模様がある素敵な雌猫を夢中にさせた。 なかなか他の猫には心を開かないハートちゃんをどうやって射止めたのだろう。 ...
愛猫(もちこ)に相手にされない夜は…そうだ!
タイトル:ネコ・トモ 対応ハード:ニンテンドーSwitch/ニンテンドー3DS 発売日:ニンテンドーSwitch 2018年11月1日/ニンテンドー3DS 今冬発売予定 希望小売価格:ニンテンドーSwitch 5,700円+税/ニンテンドー3DS 5,300円+税 ジャンル:ほんわか家族ができちゃうゲーム プレイ人数:1人 公式サイト:https://nekotomo.bn-ent.net/ ©BANDAI NAMCO Entertainment.Inc.
この世界の片隅で、ネコ。EP:22「先生」
「先生」 何をしても怒らないし、何をしても教えてくれる母がいた。 チョビ母さん。 東日本大震災前の仙台に居た頃に出会った。 とある街中の神社のあたりで暮らしていた。 チョビ母さんには2人の息子、太郎と次郎が居たが次郎はトラックの荷台で昼寝してたらそのまま発車し、一時期行方不明になったが仙台の山奥で保護され暮らしている。 人慣れしているが触られるのが大の苦手でそれだけは許さなかった。 人間嫌いな訳ではない。 僕は猫との距離感、信頼関係の築き方をチョビ母さんから教えてもらった。 「こういう事をすると猫は嫌がる ...
あの看板猫がいるお店 思い出のお店編「三鷹 ノラや」
「三鷹 ノラや」 ノラや 住所:東京都武蔵野市中町3-1-1 ※2012年5月閉店 東京猫びより散歩 画・文 一志敦子 ◎ご購入はコチラから 立体図解 あの看板猫のいるお店 画・文 一志敦子 ◎ご購入はコチラから illustration&text/Atsuko Isshi
魅力的なネコ系女子になるために[トラブルもチャンスに変える編③]
ケンカをしても根に持たない。 その日のケンカは、その日のうちに解決。 ネコは集団行動が苦手と思われがちですが、複数で暮らすネコを見ていると、互いに寄り添ったり毛づくろいしあったりと、友好的なのがわかります。相手との距離感を大切にしているのです。 とはいえ、縄張り意識の強いオスや、プライベートスペースを守りたいネコは、侵入者に容赦なく一撃をお見舞いすることも。 しかし勝敗がついたら後腐れしないのがネコのいいところ。ケロッと機嫌を直し、「ゴメンネ」と体を舐めあって“和解”することも。 もし彼とささいなことでケ ...
スクラッチアートの楽しさを介護の現場にも伝えたい
先日、介護・生活・福祉に特化した企画や出版を手がける七七舎さん主催の生活リハビリ講座で、スクラッチアート『ネコと不思議な海の世界』『ネコと不思議な魔法の世界』のデモンストレーションと販売会を行わせていただきました。 七七舎さんのスタッフさんたち、実は大がつくほどの猫好き。会社近くの地域猫ちゃんたちを皆さんでかわいがってお世話しているほどなのです。 「ネコをモチーフにしたかわいいスクラッチアートなら、認知症やリハビリで施設に通う方々も、楽しく取り組むことができるのではないか」ということで、講座に参加させてい ...
猫びより11月号絶賛発売中!特集は「平成の猫」
猫びより11月号 ◎特集:平成の猫 猫にとっての平成とは? どこにでもいるような猫たちがスターになった時代。 空前絶後のブームの時代。 生活環境が大きく変化した時代。 猫自身にとっても、猫とともに生きる人間にとっても波瀾万丈の30年。 振り返ればいろんなことがありました。 ・平成のスター猫 たま駅長/不思議顔のまこ/ヨウカンさん/まる/わさびちゃん/煉と虎徹/にゃらん/春馬/あなご ・平成猫年表 ・平成を生きた 神楽坂・路地猫ものがたり ・一歩一歩、着実に――猫にやさしい社会へ ・平成の災害と猫 ・岩合光 ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:21「塵も積もれば縁となる」
「塵も積もれば縁となる」 中心街の路地を一本入った古いお寺に、茶トラの子猫が迷い込んだ。もともと猫好きなお寺の方が世話する事になった。 これがやんちゃでやんちゃで。 小さな境内を縦横無尽に走りまくり、木に登り降りられなくなる。 これの繰り返し。 苦労も絶えなかったが笑いも絶えなかったという。 そして一年経ちあの子猫も大きくなり、すっかりお寺の子に落ち着く。 するとまたサバトラの子猫が迷い込んできた。 またまたお寺は世話をする事に。今年は同じ境遇の兄貴分がいる。よくできたもので茶トラは子猫の世話を焼く。 茶 ...
この世界の片隅で、ネコ。EP:20「なにもしませんむ」
「なにもしませんむ」 繁華街の一本裏におしゃれな店や飲食店が並ぶ通りがある。その通りに多くの飲食店を経営されている方がいる。 その方の飼い猫が「チャーちゃん」。 よくチャーちゃんには写真を撮らせてもらっていた。 落ち着いていていい猫。ご主人もたいへん良いお人柄だ。 その端正な顔立ちからお金持ちのボンボンかと思いきや、よく木に登って虫を採ったりしてるヤンチャ猫。 晴れた日にはよく近隣にパトロールに出ている、地区の顔役的存在だ。 ところで。 猫の撮影をした後は必ず、上述のご主人が経営するラーメン屋に夜ごはんを ...
あの看板猫がいるお店「秋葉原 珈琲アカシヤ」
「秋葉原 珈琲アカシヤ」 ※掲載内容は2013年4月時点のものです。 東京猫びより散歩 画・文 一志敦子 ◎ご購入はコチラから 立体図解 あの看板猫のいるお店 画・文 一志敦子 ◎ご購入はコチラから illustration&text/Atsuko Isshi