9月11日に発売される新刊『ねこ瞑想』。猫と暮らしていない人でもできる、「猫をイメージしながらおこなう」瞑想ということですが、実際やってみるとどのような効果を感じられるのでしょうか? 瞑想経験者の「編集実」が試してみました!
正しい姿勢ができない!
「ねこ瞑想」の基本は「正しい姿勢で座ること」と「深くゆっくり呼吸をすること」。経験上、これを5分やるだけで相当なリラックス効果があります。
で、私も久々にやってみたのですが……
正しい姿勢が保てません!
背筋がちゃんと伸びている感じがしないし、おまけに体がグラグラ揺れているような気がします。どうやら私の体は、正しい姿勢を忘れてしまったようです。
そんな時は、『ねこ瞑想』のイラストをお手本にします。目を閉じてもイラストが頭に浮かぶほどよく見ておくと、姿勢を修正しやすくなると思います。
また、本の中では、クッションをお尻の下に敷いたり、上半身の力を抜いて左右に身体を揺らし、腰が無理なく落ち着く位置を探したりすることをおすすめしています。私も試してみたところ、今度はうまく座れました。
では、「それでも猫背になる」という時は? これは私の経験ですが、深く息を吸い込んではゆっくり吐くのを繰り返していると、自然に肩の力を抜きながら背筋が伸びる感覚がわかってきます。深くゆっくり呼吸をする時も、腹式呼吸のイラストを参考にするとやりやすくなるでしょう。また、姿勢は洗面所などの鏡の前でチェックするのも有効です。
日頃、姿勢が崩れていると、正しく座ろうとしても難しいことがあります。そんな時はいきなり改善しようと急がず、瞑想の間だけでも正しく座るように心がけましょう。瞑想をしていない時にも「今姿勢悪いな」と思った時に、深呼吸をしながら座り方を修正する習慣をつけるといいでしょう。
さて、正しい姿勢で座って、深呼吸していたら、なんだか気分がよくなってきました。それに忘れていたことを思い出して満足したので、今日は終わりにします。これぐらいのテキトーさこそ瞑想を続ける極意!
だと思います。多分……。
≪つづく≫
文・編集実
写真・イラスト/すべて『ねこ瞑想』(辰巳出版)より
9月11日発売『ねこ瞑想』
著・前田理子
イラスト・小野崎理香
写真・小森正孝他
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