レッスン中は別室待機
服飾デザイナーとして活動した後、食への興味が強くなり、ポルトガル料理店での修行を経て、現在は発酵料理教室を主催する藤野美由紀さん。
麹入りポークソーセージレッスンをはじめ味噌、発酵餡子、甘酒、塩麹、水キムチなどのレッスンに参加すると、美由紀さんの良き相棒であり、レッスン猫のちぃちゃん（9歳♀）に会えるという特典があるのです。
お料理を作っているときは隣の部屋でじっとしていますが、実は猫好きの方に撫でてもらうのが大好き。お客さんの中には猫との暮らしを考えているので、こちらに来たという方もいるそうです。
ゴロンのサービスもしてくれます
ソーセージレッスンの様子（写真提供・藤野美由紀）
美由紀さんは、家族で長年外猫の保護猫活動をしている友人宅に出入りしていたこともあったそうですが、自分で猫を飼うのはちぃちゃんが初めて。
「中学時代の友人がちぃのお姉さん猫を飼い始めまして。他にも子猫がいるというので写真と動画を見せてもらい、なるべくおとなしそうな子に決めてお迎えしました。猫と暮らすのは初めてだったのでいろいろと不安で、出かけるときも『もしも私が交通事故に遭ってしまったら!?』と心配で心配で。最悪の事態を考えて、いつも少し多めにごはんを置いておくようにしました。そのせいでちぃちゃんは少し太り気味です……」
と反省する美由紀さん。
以前、ハワイに長期滞在した際には、前述の保護猫活動をしている友人がキャットシッターをしてくれたそうです。猫に対する経験値も高くちぃちゃんを安心して任せられる頼もしい友人ですが、「ちぃちゃんはその友人が来ると私が留守にするとしっかりインプットされたようで、彼女の顔を見ると逃げるようになりました」と苦笑します。
ちぃちゃんの存在を感じながら美由紀さんのレッスンに参加するのは至福のひとときです。
作ったソーセージはそのまま食べられます（写真提供・藤野美由紀）
ちぃちゃんは美由紀さんの相棒
醸かもしキッチングレイス
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取材・平野敦子