下町の古い長屋の愉快な仲間たち。主に黄色系の猫が幅を利かせている。 長屋と家屋の間に小さな通路があるのだが、そこで日がな一日遊んでいる。 皆、仲が良いので冬はくっつきおしくら饅頭、夏は通路のコンクリートにべったり寝そべる。 ヤモリを採ってきては集まって遊び、鳩がいれば全員で「カッカッカッ」と鳴く。ほんとうに仲が良くて見ていて飽きない。 だけど仲間割れとかしないのか、とも思う。たまに喧嘩はあるが決定的な破局は訪れない。なぜだろう? 想像に過ぎないのだが…"多数決"だと思う。 ここの猫たちは皆、似た境遇で育ち ...