「教科書」 大きな公園のそばにある駄菓子屋さん。 放課後や休みの日には小中学生であふれかえる。そこに店主のおじいさん、おばあさん夫婦が警察から貰ってきたという猫がいる。 とても大切にされていて基本的に常にリードを付けている。ただ、何回か…いや何十回か脱走した過去があるらしい。近所に"プチ家出"するだけですぐに発見されるが…。 気持ちの良い陽気の日には隣の広場の木に長いリードをくくりつけて日向ぼっこさせている。 この広場は小中学生たちが駄菓子屋で買ったものを食べる場所だ。全般的に子供が嫌いな猫。その時間帯は ...