神社仏閣の猫

2021/7/5

神様・仏様・お猫様 神社仏閣の猫「玉野御嶽神社」愛知県春日井市

好奇心旺盛なハン 玉野御嶽神社は慶応3年(1867)、御嶽信仰の厚い玉野村の人々によって山麓に創建され、明治15年に現在の場所に遷座された。東海自然歩道の登山口から15分ほど山を登ると社殿が見えてくる。石階段の前は園地になっており、天気がいい日は名古屋のビル群を望むことができる。しばらく景色を眺めていると、どこからか猫たちがやってきて出迎えてくれた。 クロが山道から案内してくれた 「20年ほど前のある日、息子が学校の帰りに子猫を保護してきました。私は元々犬派だったのですが、貰い手が見つかるまで家に置いてい ...

2021/4/30

神様・仏様・お猫様 神社仏閣の猫「真言宗醍醐派 太江寺」三重県伊勢市

破顔の行基和尚とキリリとした銀 太江寺は奈良時代に行基和尚により建立された。ご本尊は千手観音菩薩で、境内には二見興玉神社へ分霊した元興玉社がある神仏習合のお寺である。 音無山に建つ寺院では6匹の猫が生活をしている。山門より上を縄張りとするのが銀(2歳 オス)、馥(2歳 オス)、クロ(13歳 オス)の3匹。 山門より下には八(3歳 オス)、カンカミ(2歳 メス)、トラ(15歳 オス)が暮らす。2組が鉢合わせると、ピリリとした緊張感が漂う。 参道から八がご案内。山門で急に緊張した顔になる。ここから先は銀たちの ...

2021/2/2

神様・仏様・お猫様 神社仏閣の猫「長光寺」静岡県田方郡

カブキが白ニャン菩薩の前で凛々しい姿を見せてくれた 静岡県の静かな山間に「曹洞宗 渓月山長光寺」がある。 〝副住職〟の「きーさん」がここで 生活するようになって以来、猫のいる寺として檀家さんや参拝客から注目を集めるようになった。住職の柿沼忍昭さんにお話を伺う。 悟りを開いたきーさん、読経の合間の大あくび 「東日本大震災の後、東京の子どもたちが福島の子どもたちを招き、境内で数日間に渡りキャンプをしました。その時、当時の外猫たちのなかでも人懐こいきーさんに、子どもたちが隠れてゴハンをあげていたのです。それ以来 ...

2020/12/21

神様・仏様・お猫様 神社仏閣の猫「戸越八幡神社」東京都品川区

本殿の前のミーちゃん。神舎のアイドルであり守り猫 今も賑わいを見せる戸越銀座商店街。下町情緒が残る街の中に、戸越八幡神社はある。大永6年(1526)、藪清水から現れた御神体を行永法師が京都の石清水八幡宮の御分霊と共に祀ったのが、創立の起源と伝わる。当時は今の戸越銀座駅近くに社があったが、170年程前に現在の地に遷座された。 早朝、多くの人が拝殿で一礼をし、職場や学校に行く姿があった。手水舎で神社のアイドル、三毛猫の「ミーちゃん」が出迎えてくれた。とても人懐っこく、初対面でも挨拶をすると返事をしてくれる。「 ...

2020/10/6

神様・仏様・お猫様 神社仏閣の猫「浄瑠璃寺」京都府木津川市

京都と奈良のちょうど境に、山々に囲まれた静かな寺院がある。平安中期頃に創立された真言律宗小田原山 「浄瑠璃寺」の参道で猫たちが迎えてくれた。 境内を入ると大きな池が見え、右側に九体阿弥陀堂、左側には三重塔を見ることができる。いずれも国宝だ。九体阿弥陀堂の脇に受付があり、お堂に入れるようになっている。 境内には数匹の猫たちが遊んでいた。猫は佐伯功勝住職の祖父の代より前から寺におり、お祖父様も猫が好きだったようで、一緒にいる様子が写真に残っているという。 猫たちは豊かな自然の中で自由に生活している。なかでも長 ...

2019/7/2

神様・仏様・お猫様 神社仏閣の猫「龍泉寺」愛知県名古屋市

平安時代、最澄が龍神様のお告げを受け、かつてあった多々羅池の辺りでお経を唱えると馬頭観音菩薩が現れたため、寺堂を建て本尊として安置したのが由緒とされる。 子どもの頃から動物好きだった住職の佐藤正延さんは、少年時代、先代に動物を飼いたいと相談したことがある。戦後すぐの貧しい時代で「犬のような大食は無理だが、猫ならいい」と言われ、一緒に過ごすようになった。寺院の子息ゆえの悩みもあったそうで、猫に愚痴を聞いてもらうことも多くあったとか。 「人は一つの欲が満たされると、さらに潤おうと尽きることがありません。しかし ...

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