保護猫が減らない背景には、ペットショップに行けば気軽に購入できてしまう大量生産・大量供給型のペット業界の流通システムをはじめ、安易に飼い始めた飼い主による安易な飼育放棄や遺棄、また殺傷などの虐待や、不適切飼育による過剰繁殖からの「多頭飼育崩壊」などがある。これらの解消に向けて今、法整備が着々と進んでいる。 「8週齢規制」施行 中でも、今年大きく変わったことといえば、6月に施行された「8週齢規制」だ。これは、生後8週齢に当たる56日を過ぎるまでは子犬や子猫の展示販売を禁止する条文で、これまではペット業界の猛 ...